2022/8/13
3日目
Chazeaux(Gîte de la Virlange) ~ Les Estrets(Gîte Le Saint-Pas) : 26km
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ここまで2日間歩いてきて、暑いと連呼してきたわけですが、昨年のヨーロッパの熱波は相当なものだったようです。実際、各国で過去イチの気温を記録し、ボルドーなどジロンド県では大規模な山火事が発生するなど、甚大な被害と注意勧告がありました⚠️
私だけでなく、周りのハイカーも一様にゼーゼー言っていたり、到着が遅くなったりしていました。いくら乾燥しているとはいえ、37~8℃が毎日続くとさすがに堪えます😰それはそれとして、私としては単純に自業自得だなと受け入れるしかありませんでした。
また、暑さの他にもう1つキツかったのは、バックパックのベルトの調整がなかなかうまいこといかなかったことがあります🎒
私のバックパックは55ℓのオスプレイ社製のものですが、使い慣れないこともあり、この重さでどこが最適な位置かを見つけるのに1週間ほどかかりました💦
もちろん、日本にいる間に何度か背負って、販売店でも調整してもらいました。それでも特に腰ベルトが骨盤に食い込み、痛くて痛くて😣腰ベルトしないと重さが全部肩にいくし、すれば痛いしのジレンマで少しイライラ💢
前夜の相談で朝食は7時に決まったので、準備を全部済ませてから食べに行きます☕️夕飯もすごくおいしかったのですが、ここのバゲット🥖とバター🧈、コンフィチュールもやっぱりおいしかったです😋ポワールヴァニーユやフィグなど自家製のものもありました。全部で10種類くらいはあったかな🤔
7時45分に出発です👣
と思ったけど、バックパックを調整する様子を見ていたマダムが身を乗り出し、私の代わりに😀で、C'est bon❗️と肩をたたきました。うん🙂だいぶフィットしました。ベルト以外にもいろいろと調整する箇所があるんですよね。これでようやくゴー✊親切なマダム・エロディーともお別れです🙋♂️
Chazeaux
本日も晴天なり☀️
馬さんと会話中
道はずっとまっすぐです。4km先のLe Sauvage(ソバージュ)を目指します。ゆるやかな登りを行くと林の中に。
途中で反対側からやって来る人もいます。行く方向は人それぞれです👦ほぼみなさんBonjour!!やBon chemin!とあいさつしてくれるのでいい気分になります☺️
林を抜けると遠くに大きな石の平屋、その途中にポツンと一軒家が見えてきます。ここがソバージュです。
空が青い🩵
左奥に建物
"Sauvage"というのは「野生」という意味で、おそらくこの地は荒野も林も昔から変わらないのでしょう。しかし、「野生」をそのまま地名にする発想がおもしろいですね🤓
周りには牛さんがたくさんいて、ハエも喧しく飛び回っています。牛さんはこちらが通り過ぎるまでじーっと眺めてきます。何を思っているのでしょう🐂
一本道を進むと平屋の建物Domaine de Sauvageに着きます。
ここもGîteで、昔からある建物のようなのでできれば泊まってみたかったです。ソーギュをスタートすれば20kmくらいだからアリだったかも🐜
ソバージュまで来て標高1300mなので、ソーギュから350mほど登ってきたことになります。ここからまたしばらく林の中を抜けていきます。昨日同宿だったおじさんたちと抜きつ抜かれつし、たまに喋ります👨🦰彼らは南部のモンペリエ(Montpellier)から来たようです。
林が終わると幹線道路に出ますが、ここでオーベルニュ=ローヌ=アルプ地域県(Auvergne-Rhône-Alpes)からオクシタニー地域県(Occitanie)に入ります。特別なにか変わるわけではないですが、これからしばらくオクシタニー地域県にお世話になります。
Lajo
道路沿いにまたSaint Rochの泉と、その少し先に礼拝堂があります。泉で少し手やタオルを冷やしたりして休みます⛲
Chapelle St Roch
Saint Rochはペストに対する守護聖人のようです。また肖像では脚🦵を見せていることから、巡礼者にピッタリの聖人なのでしょう。ちなみに、この礼拝堂には昔は巡礼者のための病院があったようです🏥
今度は道路から離れ、デコボコした山道を歩いていきます。小さいお子さんを連れた家族もチラホラ見かけます。
暑くなってきたので途中岩に腰掛けていると、ニコニコした年配の男性が立ち止まって話しかけてくれました。ディディエという彼はフランス北西部ブルターニュから来て、スペインとの国境まで歩くと話しています🥾しばらく話すと先に行ってしまいましたが、身のこなしが軽く、颯爽と去っていきます🌀彼は忘れられない人のひとりです👨🦳
小さなUPDOWNを繰り返し、やがてとある集落にやって来ました🏠水が尽きかけていたので近くにいたハイカーに給水所を知らないか尋ねたら、その家はGîteみたいだからあるんじゃない?と。彼とお邪魔して水を補給しました🚰
生き返ったところで家の方と彼にお礼を😀日本から来たと言うと、彼は「知ってるよ、昨日会ったじゃん」と。ん🤔?スマン、ゼーゼーいってたから覚えてない😅と思ったらパリから来たと言ったので、💡、あー!。
彼はダミアンでした😊気が合ったのでそのまま会話しながら歩みを進めます。彼はアルプスの方のグルノーブル(Grenoble)出身で、今はパリの中心部4区のパリ市庁舎(Hôtel de Ville)の近くに住んでいます。
GRとホタテ貝
「とても暑い」を"très chaud"と言うのだと教わり、こちらも「暑すぎる」とか「めっちゃ暑い」とかそんなのを教えました☝️あとは日本とか東京のこととか。しんどくても会話しながらだとあっという間に進みますね🌀12時すぎには次の町サンタルバン=シュル=リマニョール(Saint-Alban-sur-Limagnole)に到着。
Saint-Alban-sur-Limagnole
この町は比較的大きく、買い物はもちろん、🏧もあり、Gîteもたくさんあります。教会の向かいに飲食店が何軒か並んでいたので、いい時間だしランチへ🍽️荷物を置いていると、途中知り合った年配の女性2人組も入ってきたので一緒に食べます💁♀️
とりあえず🍺
私は巡礼者用のセットを注文しました。巡礼者が多いスペインでは、"Menu del pelegrino"という安くてたらふく食える巡礼者メニューが定番ですが、フランスにもあるんですね🇫🇷
🍻「キンキンに冷えてやがる」って誰のセリフでしたっけ🤔ヒート状態のカラダに染み渡ります☺️料理をしばし待ちます。
量が😳
…食べ切れるかな😅
野菜の彩りに励まされます。
………。案外余裕で食べられました😄ていうかめちゃくちゃ美味しい😋チキン、シンプルなのに味わい深くてうまい。
他の3人はオムレツセットやアリゴー(Aligot)のセットを食べていました。アリゴーはもう少し先のオーブラック地方(Aubrac)の郷土料理で、ポテト、チーズ、ニンニクを練り合わせたものです。伸びるマッシュポテトって感じですかね。そっちも美味しそう😏
女性2人組はアキテーヌ地方のミラモン・サンサック(Miramont-Sensacq)という村のご近所さんだそうです。この村はGR65ルートの道中にあるので、自分たちも以前から歩いてみたかったのだとか。
雰囲気⭕️
とても気さくですぐ打ち解けます。
私たちの村に寄ったら、村の人に尋ねてみてと言われました。ミラモン・サンサックはコース終盤なので、まだそんな先のことは想像できませんでしたが、Google Mapに✅しときます。それにしても、全国にハイキングコースが整備してあるのはいいですねー👍
〜続く〜