過ぎし日と来たる日

ル・ピュイの道や日々のあれこれ

Day 24

2022/9/3

24日目

Eauze(Gîte communal) ~ Nogaro(Gîte du Pied Leve) : 21km

[http://]

GRは久々の投稿です。

朝起きると階段前のロッカーにパンが入っていました😳バゲット1本とパン・オ・ショコラ1個ずつです。明け方ごそごそ音がして怪しんでいたのですが、どうやら役場の方が持って来てくれていたみたいです。

コンフィチュールは冷蔵庫に入っていたのでそれを使い、コーヒーはポールが淹れてくれました☺️

朝の至福の時間☕️

驚いたのが、全く期待していなかったこのパンがめちゃくちゃおいしかったこと❗️まだほんのりと温かくて、風味がバツグンです🤤

バゲットはともかく、パン・オ・ショコラは間違いなく過去イチで、おかわりが欲しかった😖

そんなこんなでポールとまったりしつつ、8時前に出発です。

今日は21km先のノガロまで。距離的にはラクな行程です。昨日はやはり足首が痛くなったので、無理しない歩行を心がけましょう。

Eauze

 

町の出口でドイツ人の2人(クラウディアとその友達)と再会しました。あと、フランス系アメリカ人の女性も一緒に歩いていました。彼女も後で何回か会うのですが、すみません、名前忘れてしまいました😓

なり行きで話しながら進むことに。

こうなると、自分のペースでは歩きづらくなります💦ただ、オーズを出てからしばらくはアスファルトではなかったので、思いの外歩くのに支障はありませんでしたね。

クラウディアたちは今日が最終日のようで、今回はノガロまででストップするとのことでした。残念😢

 

広い場所に出ました。

解放感があっていいですねー。

ウマやロバも放し飼い

クラウディアたちは歩くのが速かったので先に行ってもらいました。

この辺りからブドウを間近に見ながら進みます🍇

左折してブドウ畑の間を下っていくと、人工池が見えてきます。

Étang du Pouy

突き当たりを左折し、そのまままっすぐ20分ほど進めば直にマンシエ(Manciet)の町に着きます。

Manciet

 

町にはスーパーマーケット"Proxi"と地域の物産を扱ったスーパーもありました。中心部のすぐ近くに公衆トイレもあり、休むのにちょうどいい場所です。

出口へはサントラル通りを進みます。どことなく宿場っぽい雰囲気が感じられる町です。

 

マンシエで30分ほど休んだ後、再び歩き出します😊

サントラル通りを抜けると、町の中心を走っているD931に再合流します。両側たくさんの自動車が駐車しているところを過ぎたら左折し、D153に入っていきます。

ここから車道と土の道を交互にジグザグ進んでいくような感じです。途中、牧場みたいなところがあったと思います。

しばらく進むと、林の中に中サイズの礼拝堂が現れます。

Chapelle de l'Hôspital

非常に静かで歴史を感じさせる礼拝堂です。

中を覗くと、先客が3名いました。3人とも見たことありません。うち1人は真剣に祈っています🙂

邪魔すると悪いので、そそくさと後にしました。

 

再び森をほんの少し歩きます。

森を抜けると、D522の道路に出ますがそこには合流せず、すぐ左の土の道の方へ。

ブドウ畑やトウモロコシ畑を横目に見つつ、進んでいきましょう♪

この辺で昼頃なので、道端でご飯を食べている巡礼者をチラホラ見かけます。みんないったいどこで調達しているのでしょうか🙄

周りに人がいなくても、ほとんど一本道なので迷うことなく進めます。

少し上り道を進むと道路にぶつかります。日本の田舎にあるような狭い道です。このクラヴァンセール道路をまっすぐ進めば目的地のノガロに着くのですが、町に下りる手前で例によってブドウ畑の中を迂回させられます😅

その道端の野原にポールが座ってお昼ごはんを食べていました🤗ソシソンを切って食べているみたいです。私は何もないので、町に着いてから何か食べようかと考えています。

たわわ

たわわ

この辺りではきれいな小さな花もたくさん見かけました🎵

また道路に戻ると並木道になっています。そこが町の入口です。

並木道

本日の宿"Gîte du pied levé"もすぐ近くなので、ほぼゴールと言っていいでしょう☺️

到着は13時15分頃でした☺️

 

宿の向いにパン屋があったので、サンドウィッチを購入🥪

宿に入ってみると、裏庭が入口になっていて、5人グループの先客が座って談笑していました。どうやらオープンを待っているようです。

パンを食べていると、若いカップルが来てどうしたのと尋ねてきました👫オープンを待っていると言うと、着いたらオーナーに連絡すれば部屋割りを教えてくれるから、勝手に入っていいと言われたと言っています。そこで電話をかけてもらうと、私は彼らと同じ3人部屋だったので、付いていくことに。ポールも同じタイミングで到着しました😊

Gîte du pied levé 

座り心地のよいソファーがあったり、なかなか快適なところです😊同室のカップルも非常に気さくで、とても良い顔をしています。断って先にシャワーを使わせてもらいました。

 

シャワーを浴び終え、洗濯を済ませると、町中の探検に出ます👣中心までは徒歩10分程度といったところでしょうか。とりあえず、教会を目指します。

と、歩き始めてすぐのハンバーガー屋で見たことのある人を発見💡ラスカバヌ、ロゼルトで宿が一緒だったマエルでした。彼は自転車だったので、ずっと先に行っていると思っていたのですが、同伴者を得たせいか、まだこんなところでハンバーガーをむしゃむしゃ食べていました😄まあマイペースな彼らしいですが。

聞くところによると、彼はプロテスタントの牧師らしいのです。それであちこちの教会を巡りながら進んでいるようなのですが、この道カトリックがメインなのに、宗派は関係ないのでしょうか😅

同伴者はまだ20歳すぎくらいの女性でした。見た感じフランス人っぽくはなかったですが、はたして。

 

気を取り直して探検を再開。教会まではほぼ一本道で、途中にパン屋やキオスクなどもあったので、ここで明日の昼ごはんを調達するのがいいかもしれませんね😉

Collégiale Saint-Nicolas

教会内はかなり薄暗いです。

素朴で美しい教会ですが、チラシが散乱していたり、また誰もいなかったので少し寒気がしました😨

出ます。

教会の裏手の方にまわると、木が連なって一本の巨木のようになっているところがありました。その奥にはアーチが。

非常に古そうですね🧐ロマネスクみたいです。アーチ部分には細かな彫刻が施されています。教会の付属部分でしょうが、とても見応えがあります。

 

ツーリストオフィスが近くにあったのでスタンプをもらってから辺りを見てみます。ちなみに、教会内にもスタンプありました😊

近くにアルマニャックの醸造所などもありましたが、閉まっていました。足首が痛むので、帰ることにします。昨日の長距離歩行のダメージがなかなかあるようです。夕飯の場所を探してもいたのですが、まあいいでしょう🙂

 

帰ると、中庭に新しく来た人たちが喋っていました。ポールもいたので夕飯どうする?と聞くと、カルフールで何か買ってここで食べると言っています。うーん😅どうしようかな。正直、足首が痛くて外に食べに行くのしんどかったのですが、カルフールもなー…。

しばし悩んでいると、喋っている人たちの一人が話しかけてきました。名前を尋ねられので答えると、あなたがJinね!と嬉しそうな顔をします😳え?😅

彼女はカミーユと言うのですが、どうやら彼女もまたコンクでのミサの出来事を別の方から教えられたらしいのです。ベルギー人のヴァレリーから教えてもらったと言っていたのですが、ごめん🙏誰だっけ?😅ヴァレリーこれで3人目で前の2人はフランス人だったからベルギーの方は記憶にない…。

ともあれ、こうして話しかけてもらえるのはとても嬉しいことです☺️聞くと、彼女は私の1日後にフィジャックから出発して、サンティアゴまで歩くそうです😀これから度々会いそうですね。

カミーユは昨年ル・ピュイから出発したものの、足を痛めてフィジャックで断念したらしく、今年はその続きで気合いが入っているようでした。非常に気さくで、愛嬌もあり、良い方に巡りあいました。

 

少しして、オーナーのシルヴィがやってきました。ものしずかであまり多くを喋らない感じの方ですが、足首をマッサージしていると大きい保冷剤を貸してくれたり、とても優しい人なのがすぐにわかりホッとしました😌皆の様子を見ながら中庭でタバコをプカプカ吸っていましたね🚬

夕方少し雨が降り、すぐに洗濯物を取り込みます。マエルは中庭でテントを張っていたので少し雨が入ったかもしれません。それと、良い中庭なのですが、けっこう蚊が多く、喋っているとかなり刺されて鬱陶しかったから、テントはつらいかも😅

結局、すぐ裏にあるカルフールに行ってサラダとクスクスを買ってポールと中庭で食べました。他の人たちは町でイベントがあると聞いて出ていったので、夜までかなり静かに過ごせました☺️

特別何かあったわけではないけれど、平穏を満喫した一日でした。