2022/8/29
19日目
Moissac(Gîte Auberge des Chemins) ~ Auvillar(Chambre d'hôtes La Petite Inde) : 21.4km
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深夜、目の前の道路をフランス版暴走族みたいなのが何度も通ってうるさかった😫
安眠のため、一応毎日耳せんをして寝ていたのですが、それでもけっこう聞こえました。
勘弁してくれよー😭
JPは7時には出発してしまいました。今日はあまり距離ないからそんなに早く出なくてもとは思ったけど。
私はいつも通り8時前くらいに出発です👣
アニェスが来て、がんばってねと励まして送ってくれました☺️
Canal Latéral à la Garonne
今日はオヴィラールまで21kmあまり。
昨日と比べるとだいぶ短いですね。少しは気楽に歩けそう😌
オヴィラールも「最も美しい村」のひとつです。どんな村でしょうか🙄
宿を出てから1時間弱はずっと運河沿いの道を進みます。
フランス南西部にはミディ運河とガロンヌ運河が地中海から大西洋まで繋がっており、鉄道が通るまでは非常に重要な交易路でした。
トゥールーズを境に、地中海方面へミディ運河、大西洋方面へガロンヌ運河が通っています。
ここモワサックはガロンヌ川沿いにあるのでガロンヌ運河も並行して通っているわけです。
サイクリングしている人もいますが、すごく静かで並木で木陰も作られているので、散歩に最適な場所ですね😊
先人の並外れた労力とは裏腹に癒しの空間になっています。
フランスに来てから木ばかり撮っているような📸
いいですねー🥰
モワサックから3km強のレスパニェット(L'Eslagnette)というところで橋を渡り、少し逆走してから山道の方に入ります。
最終的にまた運河沿いの道に戻るので、橋を渡らずにそのまま進んでも構いません。ただ、そうすると、この行程の3分の2をひたすら運河を見ながら歩くことになるので、さすがに退屈かもしれませんね😕
ロケット道路(Rte de la Roquette)という道のそばを流れる小川に沿って草むらを歩いていきます。途中から100mくらいの標高差を登るので、少し大変です。
登り切ったらピネート(Pinète)という集落に出ます。家がポツポツあるだけなので、通り過ぎるだけですね🙂
Pinète
眼下にガロンヌ川が広がっています。川というか、湖みたいに見えますね。
La Garonne
ピネートから少し進むと向こうの丘の上に村が確認できます。
次に行くのはあそこですかね😯
民家のそばから山道に外れるのですが、ちょっとヤな予感が…。
なんか前方に見るからに急な道がヒョロヒョロっと見えるんですが、まさかあそこは通りませんよね😨❓思わず声に出して誰かに質問しますが誰もいません。
ヒィー😱
絶対そうだと思ったよ😁
分かってたんだから。GR、そういう道なんだから👊
まぁ頑張りましょう。
急坂が終わってもしばらくダラダラと登りが続きますが、その急坂の終わりにガロンヌ川の遠景と共に、運河の建設や治水の歴史を教える案内版があります。
公園っぽいところに出ました。
少し先には民家も並んでいますね。
ここはブードゥー(Boudou)という村のようです。比較的新しい家が多いです。
教会の横にトイレと蛇口があったので、休憩にしましょう。
Église Saint Pierre
いつのまにか空模様が怪しくなってしまいました⛅️
ここの水💧水道水にしてはとてもまろやかでGR65中No. 1蛇口でした❗️当然おかわり😋
道は教会の裏手から降っていきます。
突き当たりまで降ったら左折、引き続き草の道です。
途中で右折したらまた登り。ここもまあまあキツかった😣
登りきってから左折し、道なりに進むと古びた教会があるサント=ローズ(Saint-Rose)という土地を通ります。ここは集落と言えるほど家があるわけではありません。
教会を通り過ぎたらすぐ左折し、そのまま20分ほど歩くとだんだん家が増えてきて町に入っていきます。
ここがマローズ(Malause)という町です。
中心に教会があります。
Église de Malause
水道があるので水を補給しましょう💧
この日は月曜日だったこともあり、町はかなり静かでした。店も閉まっているだろうし、昼食どうしようかな🙄
すぐ近くのロータリーにカジノ(Casino)というミニスーパーがあり、幸いにもオープンしていたので、休憩がてらオレオを買って食べました😄
家にTELしたりして45分くらい経っちゃいましたかね😅時刻は11時半です。
そろそろ出発💨
Malause
ここからまた運河沿いの道を歩いていきます。
線路を渡って、
また運河
Canal Latéral à la Garonne
個人所有の船が停泊していますね。よく見ると、中で生活している人もいるようでした😳
ここから3.5km、ポムヴィック(Pommevic)という村までまっすぐ進みます。
このもうひとつ先の橋を渡ります。
Écluse du Braguel
運河のなにかの施設のようです。
Pommevic
広場にキレイな公衆トイレと水道があります。
ここで休んでいる若い夫婦と少し会話しました😊2人とも見るからに優しそうで、実際話しやすい人たちでした。
そのまま運河沿いに歩けばいいじゃんと思ったけど、一度村を通らないと橋のある道に行くのに遠回りするっぽい。
ここは小さいけれど、可愛らしい村でした😊
教会
役場前から少し幹線道路D813を歩き、左折してD116Eを通って運河を渡っていきます。
Canal de Golfech
ガロンヌ運河ともっと広いゴルフシュ運河の2つを渡ります。
渡ってからはエスパレ道路(Rte d'Espalais)をひたすらまっすぐ進んでいきます👣
道中小さなお花がたくさん🥰
相変わらずピントが合わない😅
ポムヴィックからエスパレ(Espalais)まで3.5kmほどです。
40分くらい歩いたでしょうか。
Espalais
ここがエスパレですね。
良さげなGîteがあったので初めはここに泊まろうと考えていたのですが、目指すオヴィラールはガロンヌ川の対岸なので、普通に向こうまで行くことにしました。
教会の前がベンチの多い広場になっていたので休憩😌
エスパレは住宅街って感じの町です。特に見所もないので、教会だけ見学して出発しました。
あとは1.5km。ガロンヌ川を渡るだけです。
エスパレはポプラの植林がそこかしこに見られました。樹木もあまりにも整然と並んでいると少し不気味さを感じます😅
ちょっとこわい
ガロンヌ川を渡る橋は人1人分くらいの歩行者用通路があります。車やトラックもそこそこ通るので要注意です⚠️
対岸
岸の高さが低いのですが、川が溢れたらどうしているんでしょうね🙄
すぐそばにボロボロの小さな礼拝堂があり、通りには蛇口もあります。一応補給💧
オヴィラールの村まではなかなか急な坂を登っていくことになります😣距離が短いのが救いですね。
風情のある家々を見ながら
到着❗️
14時でした😊
JPの話では宿が15時オープンなので、それまで少しブラブラしていましょう。
とりあえず観光案内へ行き、スタンプをゲット。
すぐそばに展望地があるので見てみますね。
ガロンヌ川と渡ってきた橋が見えます。
写真には写っていませんが、橋の左奥の方にモクモク煙が立ち昇っている2本の大きな煙突があります。何かの工場でしょうか🤔
エスパレの町が見えます。シャトーもあります。遠くの方がポムヴィックですね。
一面ほぼ真っ平です。モワサック辺りからはホントに真っ平って感じで、全然違うところに来たなーって感じます。
ブラブラ歩いていきます。
Halle aux Grains
広場の中心にシンボルの円形市場、その周りの建物は軒下がアーケードになっています。この市場では穀物が売られていたそうです。
なんか沖縄っぽくないですか😀❓
なんとなく懐かしさが込み上げてきます。
オヴィラールは全体的に赤茶色の建物が多いですね。見所もまとまってこぢんまりしています。
Tour de l'Horloge
時計塔を抜けると少し飲食店が並んでいました。すぐそこのテラス席にJPが😀声をかけるとビールを奢ってくれました😁
ふー😆🍺
JPはムール貝のワイン蒸しをむしゃむしゃ食べていました🦪時間ももうすぐだからビール飲みながらゆっくりします。
15時を過ぎて店を出たらポールと鉢合わせ🤗なんと彼女も同じ宿でした🙌
というわけで3人で宿へ。といってもすぐそこなのですが。
今日の宿はインド出身の奥さんとフランス人の旦那さんがやっている"La Petite Inde"というところです。
奥さんのラクシュミがドア前で立っていました😊優しい表情の可愛らしい人で安心😊
例によって、入口にバックパックと靴を置いていきます。
旦那さんのイヴァンは買出しに行っていて不在でしたが、2人の息子さんもあいさつしに来てくれました☺️
1Fがキッチン、ダイニング、中庭。2Fが家族の部屋。3Fが宿泊客の部屋で、3人部屋が1部屋だったので我々だけのようです。
非常に清潔で、インドやアジアのエキゾチックな小物が飾られています。
部屋
シャワー、洗面所、トイレもとても清潔です✨
とりあえずシャワーを、と言っても順番待ちでその間1Fの中庭へ。なんだか天気がまた怪しくなってきましたよ😨
シャワー、洗濯を済ませて中庭で干します。
中庭ではポールがまた"Miam Miam Dodo"を開いて考えていますね。あなたは明日どうするのと聞かれたので、レクトゥール(Lectoure)までだと遠いから、その10km手前のカステ=アルイ(Castet-Arrouy)まで23km歩くと伝えました🙂
JPは健脚なので明日はレクトゥール、明後日はコンドン(Condom)までと2日間で65kmほど歩くようでしたが、自分には1日25kmないくらいがちょうどでした。
ポールもそこイイね👌ということで早速Gîteに電話。カステ=アルイには村営のGîteの他に、私営が1軒ありますが、後者は休業中だったので実質村営の1軒だけしかありません。私は昨日JPにオヴィラールの宿を取ってもらってからすぐにカステ=アルイの役場にメールして、ベッドを予約しました😌
ポールは私が彼女と同じくらいのペースと距離を好んでいるのに気が付いたようで、明後日や明々後日の予定も聞いてきました😄
私の予定では、明後日が少し距離があるけどラ・ロミュー(La Romieu)。明々後日はラレサングル(Larressingle)までいくつもりです。
ポールはまたそれイイねということでさっそく電話😄ちなみに、私もまだ明後日以降は予約していません💦電話の最中に横ヤリを入れて2名分、予約完了🙌🙌
ポールはさらに、その後は?と聞いてきたので、ラレサングルの後はオーズ(Eauze)、その後はノガロ(Nogaro)、その次はエール=シュル=ラドゥール(Aire-sur-l'Adour)まで。ここまでは距離を計算してロゼルト辺りで予定を立てていたんです😊
そしたらさっそく今度はオーズはどこにする?と聞いてきました😂"Miam Miam Dodo"を見て、とくにこだわりもないので市営のにすると言ったらすぐさまオーズ役場に電話📱予約完了です😄🙌🙌
いやー、ホントにありがとう😊これであと4日は宿の確保を考えずに済みます。ポールも女神だったのか🗽
わいわいしているとパラついてきたので、洗濯物を避難🧺💦
少ししたら止んだのでまた村を少しブラブラしました。
時計塔をくぐってまた広場の方へ。
アイス屋さんがあったのでお邪魔しました。
アイス屋さんというより何かのアトリエみたいな感じですね。
なかなか不思議な🙄
また広場から教会の方へ。
Église Saint-Pierre
なかなか大きな教会です。内部にはサンジャック像やキリストの磔刑図などがあります。18時からミサがあるようでしたが、雨も降ってきていたし、今回は参加しませんでした。
さて、19時になり夕食です。
旦那のイヴァンも帰ってきて料理を一緒に作っていました。見た目少しファンキーな方ですね🤭どことなくヒッピーな感じもします。
前菜で野菜とかき揚げのようなタマネギのフライ。あとはやはりカレー三昧です🍛このカレーがやっぱりうまかった😋スパイスが強いものも、まろやかなものも、ヴィーガンのものもあり、飽きずに食べられました☺️
ラクシュミはインド出身なので英語を話せます。JPは自分が予約していたのもあるけど、私の状況も考えてここをオススメしてくれたわけです。これは本当にありがたい😢
イヴァンはインドが好きで何度も行っては写真を撮ったり、ヨガをしたりしていたらしいです。そこでラクシュミと出会ったんですね。イヴァンの写真が本のようになっているんですが、全部モノクロで人の表情がすごいんですよね😳シワの深さがクッキリしていて、目の奥が深い。インドだなーと思いました。
ラクシュミはフランスに来てどうなのかわからないけど、2人の子と仲も良く、ニコニコしている様子を見ると満足しているようです。お兄ちゃんは電子工学を勉強して、海軍に入るのが目標だと話していました。
ラスカバヌのセシルもそうでしたけど、ラクシュミも声が可愛いんですよね🥰
イヴァンとJPが何かを話しているので尋ねてみると、全般的な物価の高騰とか、農産物がどんどん大規模栽培になっていることをイヴァンが心配しているのでした。日本はどう?と聞かれたので、だいたい大規模だし、そもそも食料自給率もかなり低いよと言ったらビックリしていました。物価高騰についてはいろんなGîteでよく耳にしましたね😰
デザートはイヴァンが腕によりをかけてフレンチトーストのアイス添えを作ってくれました。ですが、すでにお腹いっぱいでかなり苦しい😖
ラクシュミに落ち着くまで散歩してくればと言われたので、夜の村を散歩に🚶
うげー、食い過ぎた🤢久々のアジア料理で食べ過ぎてしまいました。
小雨が降っています。
うげーと言いながらなぜ写真を撮っているのでしょうか。
結局、教会まで一周してきました😥
だいぶ楽にはなって、胃腸薬を飲んで部屋に戻ります。就寝中や明日の歩行が少し心配ですね。
最後に思わぬ落とし穴がありましたが、今日はあまり大変な行程ではなく、宿もとても良いところで満足です⭕️
なにより、偶然またポールと同じ宿だったのが非常にツイていました✌️最初の1週間もそうでしたが、宿が決まっていないと精神的にとても苦しくなります。便乗して予約できてよかったよかった😊