2022/8/28
18日目
Lauzerte(Gîte Le Figuiers) ~ Moissac(Gîte Auberge des Chemins) : 30.2km
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おはようございます😪
朝食を食べにダイニングに来ました。
ん、まだ外は薄暗いですね😑
コーヒー、コーヒーっと☕️
❗️
おー、色が変わる絵のようだ🖼️
思わず窓に釘付けになります。
クレールも来ました🤗
彼女は今日の午前中、このロゼルトで教会の行事に参加するみたいで、歩くのは午後からになるそうです。午後からだとモワサックまではキツイですね。
というわけで、ここでお別れです😢
サンジャックに着いたら連絡してねと言われました😢
オーナーのフローレンスも朝からニコニコして皆さんの世話をしてくれています。なんなんでしょうね。嫌味ではなく、客商売とはいえ人前で笑顔を絶やさない人ってすごいなーと思います😌
さて出発💨
今日はモワサック(Moissac)まで30kmほどです。Gronze.comでは26.8kmで難易度も⭐︎2と紹介されていますが、この行程ははっきり言ってかなりキツかったです😮💨
単純に距離が長いのと、アップダウンもかなり多いですし、木陰も少なくて体力をかなり奪われて大変でした。あと、モワサックの町に入ってから中心までが遠くて、それが地味にキツかった💦
計画を立てるとき、モワサックはひとつの目安にしていました。その目安とは、「ここまで歩いて来られたのならこの先も大丈夫だろう」という一先ずの目標です。このモワサックにも有名な教会があり、キツくてもがんばってここまでは歩こうと決めていたのでした☝️
いろいろ大変だったけど、なんとか辿り着きそうですね😌
すぐそこにいたロバさんも駆けつけてくれました、というポジティブ思考➕
坂道を登ってまた村の中心を通り抜けていきます。ちょうど8時の鐘が鳴り響いていました。
コルニエール広場
Lauzerte
今度は降っていきます。
下まで降りれば村の出口に行けます。
これから歩く方角
道路を横断して
ロゼルトともお別れです👋
10分ほど歩くと丘の上の村が全て見渡せます。
Lauzerte
良い滞在でした♬
ここから山道を徐々に丘へ登っていき、頂上辺りはかなり急になります。足元も不安定でなかなか😨
てっぺんで女性が2人休んでいました。その1人がこちらを見て、「あなた見たことがある」と言ってきました。🤨❓スミマセン、例の如く全く覚えておりませぬ💦
続いて、「私を覚えてる?」と聞いてきたので一応考えるフリをしてゴメンと答えました😅彼女が言うには、我々はル・ピュイで同じ宿だったそうなのです。で、ミサから帰った後の朝食の時に会っていたのだとか😳
そういえば、ル・ピュイの宿でパンを食べているときに数組の宿泊客がやってきましたが、そうですか、彼女たちがその1組だったんですね。これは失礼しました💦
彼女はドイツから来たクラウディアと言い、友達と2人で歩いていました。というか、よく覚えているなー😀こちとら緊張してたから周りを見渡す余裕なぞなかったよ😣
しかし、ここまで一度も会わなかったのも不思議ですが、こうして400km後にふと再会するのもまた不思議なものですねー🙄
この話には壮大な続きがあるのですが、これはタイミングがあればお話しします。
山道を抜け少し舗道を歩くとまた林の中に入ります。少し行くと小さな礼拝堂が。
Chapelle Saint-Sernin
ここは絶好の休憩ポイントで、ピクニックエリア、蛇口もあります。
先程の登りでけっこうゼーゼーになったので、とりあえず給水💧
白色の壁に素朴な内装。とても素敵な場所です✨
少し休んでから出発しました。
この辺りから広大な畑を横目に見ながら稜線を歩くような道を進みます。
また降っていくと、幹線道路D57にぶつかり、10分ほどそれに沿って歩いていきます。
と、若く元気な青年が話しかけてきました😀
どこかで見覚えが…🙄あるような…🙄
ダメだ、思い出せません。彼はやはり私を知っていました。スミマセン🙇♂️
適当に相槌を打っていると、話の流れからどうやらフィジャックに着いたときにみんなで乾杯をしましたが、そこで後から乱入してきた数人のうちの1人ということを思い出しました💡みんな若い男性だったから記憶があやふやだったんですね。
彼はニコラと言い、ブルターニュから来たそうです。ていうか、ブルターニュ人何人目😳⁉️
彼とアレクシの話をしたり、歩いてきたところの話をしたりしました。彼もアレクシたち同様、フィジャックからはGR65経由ではなく"le Célé"を歩いてきたそうで、景色があんまりにもキレイだから欲張ってあっちこっち見回ってたら大変だったと言っていました😁たしかに、ロット川沿いキレイだもんなー😌
彼は超絶歩くのが速くて、ペースを合わせるのは限界があったので途中で先に行ってもらいました🖐️人とペースを合わせないこともまた重要です。と言っていたら、こちらも歩くのが速いシュテファンに颯爽と追い抜かれました😎
D57を外れるとまた田舎道を登っていくことになります。
景色はすばらしく良いですね⭕️
登り切ったらまた降ります。今日はこの繰り返し😣
下の方にヒマワリ畑が🌻
昔の洗濯場みたいな場所が林の中にありました。
この右側に貯水池みたいな場所が
にしても、この木はどこから生えているのでしょうか🧐明らかな人工物の上に幹が聳えていますが…。
さらに降っていきます。
土地がうねっています。
もしや、ヒマワリ畑を通るんですか?
😄
わーい🙌
ここは見事に満開ですねー🌻
まだ午前中なので、一様にこちらを向いていますよ🥰
なんでここは枯れていないんでしょうねー🤔ま、ご褒美ということでイイでしょう✨
ヒマワリ畑を抜けてもしばらく草むらを歩きます。
眩しい😎
こういうところ歩くといつも思うけど、誰が道を考えたんですかね?素晴らしい👍
見た目以上にキツい登りです🥵
ここを越えて、もうしばらく進むと"Aube Nouvelle"という宿泊施設のある集落があります。そのまま通り過ぎて降っていくと、デュルフォール=ラカプレット(Durford-Lacapelette)の村に到着します。
ここで行程の半分弱くらいです。
ちょっと疲れたし、昼前くらいなので、ちょうど道沿いにある"Relais de Saint Jacques"というカフェバーでお昼ごはんにしました😙
カウンターのおじさんにサンドウィッチを頼んで作ってもらいます。
先を歩いていたニコラやシュテファンもやっぱりここで休んでいますね。シュテファンはまたアイスを食べています。アイス好きなんでしょうね😊
結局1時間ほど休みました。
ここには蛇口もあったので、しっかり水も補給👍カンカン照りの中出発です。
しかし、あらかじめ言うとここからが長くてキツかったです💦最初に言ったように、アップダウンがまだまだ続き、木陰が少なく体力をどんどん奪われます。
余裕がなく、モワサックまで写真もほとんど撮れませんでした😔
基本的にはD16という幹線道路の近くを歩くのですが、安全のためか、何度もかなりぐるっと迂回させられます。
村を出てから草の道に入り、小川の側の溜池のようなところに降りてからまた登り、そこからしばらくは木陰が全くありません😣
D16を渡り、サン・マルタン(San Martin)のGîteと教会を通ってから一気に降るとまたD16の並木道にぶつかります。
少し並木沿いを歩いた後、左に外れてまた登り道に💦この外れては戻ってを2回ほど繰り返すのですが、その度にかなりキツい登りと降りをやります😮💨
同じ道に戻るのならまっすぐ進ませてくれー😖
最後、ファベル=バ(Fabel-Bas)を登り、エスピ通り(Chem. d'Espis)に折り返すと、あとはモワサックまで降りることなくひたすらコンクリ道路を歩き続けます😩この折り返しのところにベンチがあり、フリアンがひとり缶詰を食べていました。そんなんで足りるのかなー🤨
折り返しから25分ほど歩くと教会があります。
Église d'Espis
教会ということは墓地があるので水を補給できます。手持ちの水はもうホットウォーター♨️何を飲んでいるのかわかりません。
ひー、水、水🥵💦
デュルフォール=ラカプレットから補給できなかったのはツラいですねー。サン・マルタンの教会にもちゃんと寄ればよかった💦もはや教会に行く目的がお祈りじゃなくて水の補給になっている気が😅
時刻は14時。なんとか一命を取り留め、前へ進みます。
さらに30分くらい進むと下り坂になり、モワサックの町が見えてきます。長かったー💨💨
と思ったら、ここからがまた長いこと長いこと💦
モワサック、想像より大きな町で、中心部までかなり遠いです。町に入ったーと思ったところから中心の修道院まで40分近くかかります😣
途中、通り道のロータリーに蛇口があるので水には困りませんが、町の手前の下り坂でつま先の膝がけっこうやられるので、満身創痍って感じです😫
鉄道の線路をくぐったら、サン・ピエール修道院附属教会はもうちょっと。
暑いからか、あまり人は出歩いていませんね。
Abbaye Saint-Pierre de Moissac
着いた〜😮💨
ここまでしんどかったのも久々です。かなりの難コースでした。どこが⭐︎2やねん💢
ていうか、教会、なんか変な感じだな。
宿はもうちょっと離れているので、できれば先に教会を見ておきたいですね。
町中には親切な案内もあるので、迷いはしません💁
ちょうど教会の右手側に"Maison des Pèlerins "という施設があるので行ってみました。入ってみると、なんとなく見覚えのある白鬚のおじさんが出迎えてくれましたが、はて🤔❓
おじさんの方もこちらを指さして、君は見覚えがあるぞ🫵と言っている風です。
どこかと思ったら、コンクの修道院の宿でボランティアをしていた方でした🤗そうだそうだ❗️そういえばあの夕食のとき、ボランティアの方々がどこから来たのか紹介があったっけ。
この方には直接案内されたわけではないのですが、たしかにコンクで見ました❗️
ここまでよくがんばったな!と握手されました🤭まぁ、その、楽しいんで😄
名前と出身を登録して、例によってシロップジュースやチョコをもらえます。助かるー。
荷物をここに置いて教会を見てきなよと言うので渡りに船、クレデンシィアルを見せると割引されるから忘れずにな!と念を押されました。
荷物預けられるのはマジでありがたい💦
南側入口のタンパン
ほー😯
ロマネスク。コンクに負けず劣らず素晴らしいタンパンの彫刻ですね。そばにいた団体客のガイドさんの話を盗み聞きすると、12世紀のものらしいです。ひゃー😵
どうやら教会の身廊は無料、回廊や教会上部へ行くには入場料がかかるようですね。
とりあえず入ってみましょう。
身廊
🙄とても高いですねー。アーチがゴシックです。ということは、ルネッサンス前後の建物のようですね。タンパンとは別に作られたのかな🧐
外観は古い感じだけど、中は意外と明るい。
ステンドグラスは控えめです。アーチ部分がトゥールーズのジャコバン修道院っぽい感じです。
壁はかなり剥がれていますね。でもよく見ると装飾が細かく、見応えがあります。
仏教の曼荼羅や螺鈿細工とかイスラム美術もそうだけど、こういう美的センスってホントどこから来ているんでしょうね🙄
今度は回廊の方へ。
受付で入場料と日本語対応のオーディオもあるのでそれも借りました。計12€だったかな。
cloister
これは👀初めて見るタイプです。普通はこれほど柱が多くありません。ここは1本2本と交互に並んでいますが、それも珍しい。
オーディオを聞きながら巡ります。
一周で76柱だったかな🤔
柱頭彫刻に聖書の物語が彫られ、それを読むような形で作られています。
これが1100年にはあったらしい…。
この細工の細かさも確かにすごいのですが、それよりもキチンと保存されていることに驚き。
ここのすぐ横をボルドー〜地中海線の列車が通っており、その線路敷設のため取り壊されそうになったらしいのですが、なんとか重要な部分を回避したのだとか。よかった😌
しかし、これだけの施設、昔の修道士たちにとってはまさに修学のためにはうってつけだったでしょうね📖
身廊上部にも登りましたが、けっこうボロボロでした。階段がキツいこと以外覚えていません😓
荷物を取りに戻るともう一人、おばちゃんが👵この方もコンクで見たボランティアの方でした。へー、タイミング良かったー☺️
もう一度教会を見ると、最初に感じた違和感に気づきました💡壁の素材がバラバラなんですよ。
もう一度
分かりますかね?
石の部分とレンガの部分。後で調べるとなんか、金銭的な問題らしいです。大事な施設、そんなんでいいんすかね😅❓
Moissac
なかなか雰囲気の良い町ですね。
いかにもフランスって感じ。
Église Saint-Jacques
今日泊まるのは運河を渡った先の"Auberge des Chemins"というところです。
サン・ピエール教会から10分、やっと着きました。が、ベルを鳴らしても出ません🤨
何度か鳴らすと、おじさんが開けてくれました☺️彼もハイカーで、メールにドアの暗証番号が書いてあるはずだよと教えてくれて、たしかにありました😅あらら💦
オーナーのアニェスは夕飯の時しか来ないから、予約者が入れるように教えてくれていたらしい。
なにはともあれ入れてよかった😌
彼はジャン=ポールというベルギー人で、自分の住むリエージュから歩いて来ていました。ひえー🙀名前長いからJPと呼んでくれとのことです。
数年前までアフリカのどこかの国でホテルを経営していたとかで、いろいろ質問されましたが、人を見る目が厳しそうな方でしたね。しかも自分にも厳しいというか、今日もモンキュックからモワサックまで歩いてきていたのです😱何キロあるんすか⁉️40kmくらい?
この日は他にハイカーはJPだけで、あとは一般客の若い母子の静かな滞在でした。
アニェスは巡礼経験者らしいのですが、一目見てちょっとビックリ🫢ガン黒のパリピみたいな風貌で、想像と180度違いました😄
フランス語しか通じないので若干困りましたが、親切は親切でしたし、部屋もキレイで快適でした。
明日の行程のオヴィラール(Auvillar)の宿はJPが自分のところに一緒に泊まりなよと誘ってくれたのでお願いして予約してもらいました🙌
これで安心。
文章ばかりでごめんなさい💦
久々にかなりハードな一日で全然余裕がありませんでした。でもまあ、当初の目標にひとまず着けたのでそれだけで満足です。