過ぎし日と来たる日

ル・ピュイの道や日々のあれこれ

Day 17

2022/8/27

17日目

Lascabanes(Gîte Le Nid Des Anges) ~ Lauzerte(Gîte Les Figuiers) : 24km

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昨夜寝る前にふと、数日前、パトリックがアルゼンチン人のハイカーと会ったと言っていたのを思い出しました。ここに泊まっているうちのひとりに、フリアンというスペイン語の名前の男性がいたのでもしやと思ったのですが、やはり彼でした。

パトリックにとっては、ヨーロッパ圏外の人がここを歩いているのがかなりの驚きのようで、ラ・テュニスで最初に会ったときも、なんで知っているの?と驚きの表情で聞かれました。

なんでと申されましても…😅知っているものは知っているとしか答えようがありません。

そんなわけで、フリアンもパトリックには印象的だったようです。

 

なぜフリアンの話をしたかと言うと、彼は早起きで一番最初に朝食を取っていたからです。私は3番目で、6時45分くらいだったかなあ🙄コーヒーはジョルジュが入れてくれていました。

ここは牛乳やオレンジジュース、ヨーグルトもあったと思います。セシル、ありがとう😊

 

今日はまず西へモンキュックまで行き、そこから南下しロゼルト(Lauzerte)を目指します。どちらも「最も美しい村」のひとつなので、村巡りって感じでしょうか😙いずれにせよ、そういう楽しみも気分を良くさせてくれます。

フリアンは7時には出発していきました。私はスペイン語はまあまあ話せるので彼とはコミュニケートできるはずなのですが、ラテンアメリカスペイン語って苦手なんですよね😖抑揚がちょっとイタリア語っぽいというか、メッシの喋りもわかりづらいです。

 

7時20分、今日も出発🐾

いつもは8時くらいなので、かなり早いです。

まだ朝日が昇っている途中。影が長い👀

少し森を歩いた後、舗道に出ます。

フランスでは朝よく飛行機雲を見かけます。

この「小屋」は何の目的があるのでしょうか?

 

しばらく進むと、小さな礼拝堂が現れます。

Chapelle Saint-Jean le Froid

質素だけど清潔な礼拝堂でした。小休憩にはちょうどいいかもしれませんね😉

清々しい朝です。

歩くのがめちゃくちゃ速いおじさん

林の中もそこそこ歩きます。

ル・ブスケ(Le Bousquet)という集落を通り抜けるとき、フリアンに追いつきました。話しかけてみたものの、先に行ってと言われたのでそのままスルー。一匹狼タイプのようですね😅

ヒマワリ、枯れちゃってます😞

スペインでは6月に満開だったので、もう遅いのかもしれませんね。

このかわいい標識があったらもうすぐ。

見えてきましたよ😀

坂を降りて町に入りましょう。

Montcuq

 

入ってすぐのところにエピスリー兼カフェがあったので、ヴィエノワズリーを買って休んでいきます。ちなみに、ラスカバヌからは2時間かからないくらいでした。

モンキュックも「最も美しい村」のひとつです。これから向こうロゼルトも「最も美しい村」加盟の村なので、今日だけで2ヶ所回ることになります😙

モンキュックは塔を中心とした、丘の斜面に作られたような村です。

木組みの家が古くから残る伝統的な家のようですね。そこかしこに見られます。

塔は営業時間外で入れませんでした。

Tour de Montcuq

一番高い場所にあるので、眺めはバツグンでしょうね✨

上からだと教会の尖塔もよく見えます。

Église Saint Hilaire

非常に美しい教会です。しかし、外観の派手さとは異なり、内部は質素な印象です。

シュテファンも見学していました。この間の道間違えのお詫びか、出会ったことの記念か、ここで売られている村人手作り"Montcuq"と書かれたホタテ貝をくれました☺️いずれにせよ、良い記念品になりました。

美しいステンドグラス

 

村の雰囲気もすごく良いですよ😊

変に観光地っぽくされていなくて、実に素朴な感じです。

カーブで先が見えないのがいいです。

ネコちゃんものんびりしています🐱

だいたい1時間くらい見て回ったでしょうか🙂

村自体はすぐに見て回れます。

観光案内所が開いていたのでスタンプをもらいました。

ガヤガヤもしていませんし、1日ゆっくり過ごすには良さそうな村ですね。

 

さて、モンキュックを後にして先に進みます。

バイバイ👋

塔と教会がよく見えますねー。

村を出ると林の中に入る道の方へ逸れていきます。と、林の方から自転車集団が🚵‍♀️🚵

"Bonjour!"と言ってすごいスピードでかっ飛ばしていきます💦危ない危ない💦

林の中は登り道で、登りきると舗道に出ます。

GRは舗道を指しているのですが、前を行く人はみんなショートカットして枯れた草むらを踏んで進んでいました。

その後少しのアップダウンを繰り返し、林の中から教会が見えてきます。

Église Saint-Pierre de Rouillac

モンキュックから45分ほど。どうやらルイヤック(Rouillac)という集落のようです。

特になにもないのでスルー🏃‍♀️

Rouillac

下から見上げると非常にキレイです。

畑道を進み

小川を渡って更に南下していきます。

川のそばのヒマワリだけまだキレイに咲いていましたよ🌻🌻

 

この辺から方向がウネウネしてどこをどう進んでいるのかよくわからなくなります。アップダウンも緩やかですが連続してありました。

GRマークはあるので迷いはしませんが、休めるようなところや、お店などはまったくありません。

とりあえず、カンカン照りで暑い🥵

Montlauzun

フェニックス雲🕊️

モンローズン(Montlauzun)という村を通りますが、中心部は通らないのでスルーです。

 

モンローズンを通り抜けた後は山登りが始まります。まあまあ急な山道を一気に登ったら、今度は木陰の少ない山上をしばらく進んでいきます。

おおよそ2kmくらいで展望地があり、ロゼルトの村が遠くに見えます🔭

ここから一気に急坂を降ります。ロープはありますが、けっこう膝にくるキツさです😣

ゴールは見えてきましたが、そろそろフレッシュな水が欲しいところですね🥵

Lauzerte

ロゼルトが近づいてきました。

ひえー😰丘の上じゃん。最後登りですか💦

何してんの?って顔でネコちゃんが日向ぼっこしています。こっちが知りたいよ😅

道の途中に親切にも蛇口が設置してありました😀どうもありがとう。

ただ、この蛇口、小さい🐝が数匹飛び回っていてチョット危険😨これはワナなんですかね?とにかく刺激しないようにそーっと水を汲みます。

なかなか冷たくてイイね😊

冷たいと感じる水道水はほとんどなかったので、激レア蛇口でした🎊

そんなこんなで村の麓に13時半すぎに到着。ここから村に登らなくてはならないので、余ったパンを食べて休憩しますか💨

 

今日の行程は距離(24km)の割にそこまで遠さを感じませんでしたね。なんか不思議でした🙄

休憩していたところには蛇口もあるし、道路を挟んで大きなスーパーマーケットもありました。なんだかんだでスーパーがあるとホッとしますー。

 

さて、登りますか💨

おろ🙄?案外大丈夫そうです。

中心部に行く途中に宿があるっぽいので一応寄ってみましょう。

…メールにも15時からとあったし、やっぱりまだ入れそうにありませんでした。まぁしゃーない。とりあえず、村を見てみますか👣

Place des Cornières

広場でマルシェをやっていたみたいです。お片付け中でした。周りの建物がアーケードみたいになっているんですね。

この広場にはバーやカフェ、観光案内所など全てありました。バーでビールを1杯いただきましょうかね😙

ロゼルトも「最も美しい村」の1つですが、これまで見てきた村よりも大きいし、小洒落た感じがします。「観光地」って雰囲気です。

まずは教会へ。

Église Saint-Barthélemy

誰もいない…。派手さがなく、素朴で質素な感じですね。広場に面しているのですが、外の喧騒とは全く無縁です。

ジリジリしています🔥

窓の戸がZZ

眺めの良い広場

広々として北海道みたいな感じです。

図書館らしい

うーん🥺どこを撮っても絵になる…。

こういう街並みがあまりにも普通にあって、感覚がバグってきそう🫨

広場に戻ってきました。

うーん、キリがない😅

ポールが先程のバーで休んでいますね👋聞くと"Chez Serge"というGîteに泊まるそうです。

15時すぎたのでそろそろ宿に行ってみますか。

 

今回予約したのは"Gîte Les Figuiers"というところで、メールの感じからかなり親切な印象でした。

伺ってみると、短髪のニコニコした女性が出迎えてくれました☺️彼女はフローレンスという名前で、メールのやりとりも彼女とでした。

テラスが気持ちいいからとそこに座らせてくれ、自家製の薄紫色の不思議な飲み物を出してくれました。これがとてもおいしかった‼️

これ何⁉️と聞くと、スミレなのだそう。言われてみればお花のようなふんわりした香りがしますが、なるほどースミレってこんな味するんですね。これはおいしー😋

宿はChambre d'Hoteも兼ねているので広々していました。村自体が丘の上なので眺めが良く、風が通り抜けて気持ちのいい場所です。

宿からの眺望

部屋はいろいろあるみたいですが、案内されたのは7人部屋で、スペースも十分。結局この日同部屋だったのはクレールとヴァレリーと私の3人で、かなり快適でした😊

他にもドイツ人の自転車集団など、泊まっている人はまあまあいました。ただ、決してうるさくはなかったし、団体の人たちは夕食付きでなかったので、まったく顔を合わせることはありませんでしたね😌

 

これでクレールとは3日一緒。エステルの家も含めると4日間同じ宿でした。彼女はモワサックまでと言っているので、おそらく明日か明後日で今回は終わりでしょう。

生まれも育ちもパリで、生粋のパリジェンヌなのに、全然気取ったところもなく、本当に良い子でした😉最初会ったときはこんなに仲良くなるとは思っていなかったけど、分からないものですね。

彼女はウェディングドレスのデザイナーだそうです😳若いのにすごいなー。ただ、人間関係含め少し行き詰まっているようで、転職も考えているようでした。

今年5月にル・ピュイからコンクまで歩き、今回またコンクからモワサックまで歩いているのでした。奇遇にも、私同様サン・シェリーで大変な思いをしたらしく、お互い大笑いしました😂フランス人でもそういうことあるんだね。

彼女とは帰国前にパリで再会することになります。クレール、そして最初のヒーロー・ダミアンはパリ在住なので、連絡を取り合って会えました😄もう1人会った人がいるのですが、彼女と出会うのはもう少し後のこと。

とにかく、クレールにも通訳やら話し相手やら大変世話になったので、一緒に旅できて本当に良かったです。

 

夕食の時間です🍽️

集まったのは年配の方が多かったかな、全部で10人くらいです。

まずは前菜🥗

クスクス

クスクスって前菜扱いなんですね。なんか主食っぽい気もするけど。うまし😋

メイン

ラタトゥイユのグラタンと言っていました。見るからにうまそう🤤

取り分けます🍴

うめー😆❗️

これはウマイ😋ワインが進む🍷

グラタンっていうから重めなのかなと思ったらほとんど野菜で、あっさりしています。味付けも濃くなく、いくらでもイケそう😋

なにより野菜をたくさん出してくれるのは本当にありがたいですね。肉はともかく、旅先で野菜を摂るのは難しいので、これで栄養に困らなくて済みます。というか、ほとんどのGîteでサラダもたっぷり出してくれるので、栄養のことは全く心配ありませんでした😉

写真忘れましたが、この後もちろんデザートも来ました✌️いやー満足満足☺️

料理は旦那さんが作っているみたいで、すぐそこの厨房にお礼を言いに行ったら笑顔であいさつしてくれました🥰よかったよかった。

Gîte Les Figuiers  

 

あとはもう寝るだけ。

消化のため少し外で風にあたります。

 

この辺はもう本当に楽しく過ごせていました😊実際は、エステルの家辺りでだいぶ変わったなーと感じます。あとはセルジュ・キャロルの家で過ごしたのが大きかったかな。

良い人たちに恵まれたなーと改めて思いますね😉

がんばって歩いてきたからでもありますが、こんな素敵な村で一晩過ごせるなんて、感謝しかありません。

また次回👋

Day 16

2022/8/26

16日目

Cahors(Gîte de la Casa Del Trel) ~ Lascabanes(Gîte d'etape Le Nid Des Anges) : 23km

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少し蒸し暑かったけどよく眠れました😊

昨日の時点では今日は午前中雨の予報でしたが、夜中のうちに降ってくれて朝から快晴です☀️

7時に朝食をいただいて、出発の準備をします。

庭のル・ピュイの聖母マリア

とても気持ちよく過ごせたので、気分もスッキリ、清々しいです✨

 

今日の目的地は23km先のラスカバヌ。セルジュとキャロルから注意事項を聞きます。

まずは11km先のラバスティード=マルニャック(Labastide-Marnhac)までは、お店はおろか水の補給もできないので、その辺を自分で調整すること。その後もラスカバヌまで何もないこと。

要は、ラバスティード=マルニャックでしっかり休憩しましょうということですね😉

ちなみに、4人ともラスカバヌの宿は同じ"Le Nid Des Anges"です☺️数日前、ナターシャもそこに泊まると言っていたので会えるかも。

名残惜しくてなかなか出発できませんね😢

みんな同じようで、8時を過ぎてもセルジュとキャロルにあいさつしていました。

楽しかった😄

残念だけど出発です😢

ありがとうございました。また来ます😊

 

まずは橋を渡って市街地を通り、ヴァラントレ橋へ。

向こうに見える鉄道橋

Place François Mitterand

クレールとジョルジュはカフェでお茶していくそうです🤭さすがフランス人。

ポールは近道して先に進んでいます。

ヴァラントレ橋

うーん。やっぱり名所は朝の光により映えますね。

前を行く人

姿は違うけど、昔もこういう風に歩いていたのかなーと想像すると、やっぱり不思議🙄

穏やかな川面

 

川を渡ったところから地獄の登りが始まります。ほとんど登山に近いくらいの登りです。

ひー🥵

初っ端からゼーゼー💦💦

階段っぽくなってるからコンクの後よりはマシだけど、それでもかなりキツい😣

先に行ったポールが登りの途中で休んでいます。そりゃそうだ😂

ひー🥵

橋を見ればかなり登ってきたことがわかると思います😂

さようなら、カオーの町👋

 

ここからしばらく高速道路沿いの小道を通って、その下をくぐってから静かな道へとそれていきます。

ピントの合わないお花

日本の田舎にある、田んぼ沿いの道のような道路を歩いていきます。

1時間ほどで教会が見えてきました。

ここはラ・ロジエール(La Rozière)という集落のようですね。

ちょっと休憩しましょう💨

Église de la Rozière

 

教会横のベンチに座っていると、見たことのないハツラツとした男性がやって来ました。

彼は教会の写真を撮った後、こちらに手を振ってそのまま通り過ぎていきました。私もちょうど休憩が終わるところだったので彼の後をついて行くことに。これが大きな間違いだったのですが。

彼はドイツ人でシュテファンといいます。社会科の教師だそうで、先に会ったパトリック同様休みの度に自宅からちょっとずつ歩いているのだとか。

ちなみに、パトリックはカオーでばったり会って、彼は今年はそこまでだったので帰りの列車を探していたのですが、バカンスシーズンで空席が見つからず、途方に暮れていました😰やっと見つけたのが夜行のパリ行きで、そこからのTGVも空きがなくどうしようかと苦笑していました。

来年(今年)彼はカオーからまた歩き始めるのでしょうが、この道を歩くと実人生をリセットと言っていたのが非常に印象的でした。その時はよくわからなかったのですが、全て終えた今ならよくわかります。

現実はあまりにも複雑で難しい。

一見うまくいっているように見える人生でも、実際どうなのでしょうか。この圧倒的に非効率な旅は、毎日のシンプル且つほどほどに困難な目標と、その達成をリピートすることで、脳内、身体ともに現実の複雑さを解体してくれます。

パトリックの言葉は今後よく思い出されました。おそらくこの道に魅せられる人たちは同じように感じているはずです。自分自身の豊かな感情を思い出し、そのことに対する喜びは「幸せ」という経験につながっているはずなのです😊

シュテファンはよく喋ります😯社会科教師らしく、気候変動や環境の変化などについて自分の考えをはっきり述べます。これはおそらく今年の熱波に思うところがあったからでしょう。

彼も最初に会ったアンディーのように、日本の原発はどうなのかとすごく心配していました。私は例によって、みんな忘れかけているというような説明をします。彼は特に反応したわけではありませんが、私はこんな説明を繰り返している自分が馬鹿に思えました。

 

それはそうと、呑気におしゃべりをしていたせいで見当違いの方向に進んでしまっているのに全く気がつきませんでした。道を間違えていたのです😱正確には、シュテファンと会った時点でもう間違えていて、ラ・ロジエールの教会の手前で左折しなければならなかったのです。

私たちはレ・マテュー(Les Mathieux)という集落の方に進んでしまっていて、かなり引き返さなければなりません😫

Demain Mathieux

シュテファンからはすごく謝られましたが、そもそも私も道を確認しなかったし、GRは教会は通るだろうとたかを括っていたのがいけませんでした。

ラ・ロジエールまで戻るのは気が重いので、途中の脇道からなんとか近づいていくことにしました。が、しかし、そこが雑木のなかの道と言えない道で、急で危険、かなり大変な道でした😨そもそも、そこを通ってちゃんと合流できるかもわからずかなり不安😰

なんとか高速道路まで出たものの、そこを渡るのも大変だし、渡ってからも逐一地図を見て合流できるルートを探すのが大変でした😮‍💨

かなり遠回りをして、ラバスティード=マルニャックの手前でのんびり歩いていたクレールを見つけてホッと安心😮‍💨なんとか合流できました。

他人と一緒にいながら自分の道を進むというのはとても大変なことです😊自分の道を進んでいるようで、かなり流されていたりします。でも、それでその人を責めるわけにはいきません。それに、流されて学べることもあります。

 

Labastide-Marnhac

12時。やっとラバスティード=マルニャックに到着😮‍💨

かなり暑くなってきていたので助かりました。教会の裏手に蛇口があったので水を補給💦

ポールとジョルジュも近くにいたので、少し先のエピスリーでクレールも含め4人で休憩😊サンドウィッチを買って、パラソルの席で食べます⛱️

先に着いていたシュテファンは店内の奥の方でアイスクリームを食べていました😄お店は地元の方?も多く、かなり賑わっていましたよ。

村のおじいさん

 

45分ほど休憩して、また出発🐾

他の人はもう少し休むようで、ひとり先に出ます。

エピスリーのすぐウラに役場があったので、スタンプをもらいに行きます🌀

なんか「自由の女神」っぽいけど、なんなんですかね?

出口にある変な人形

役場はちょうど村の出口付近にありました。

ここからまた横道に逸れていきます。

少し林の中を歩いて🌲

ひ〜🥵口を開けば暑いの繰り返し。

この辺から本当に何もない荒野or畑です。

と、突然キレイな林が。

ここだけ木が生きています😍

スーッ😌生き返るようです。

と思ったら、

げ😭

束の間の安息だったようです😭

途中にポツンとGîteがありました。あとで聞くと、この宿も良かったそうです。

ひたすら何もありません。

先程のGîteの前の道をひたすらまっすぐ進みます。横道に逸れないので、不安になりつつ歩いていきます🫤

暑いし、全然進んでいる気がしないし…。

 

ラバスティードを出てから2時間。ピクニックエリアが見えてきます。

ようやく休憩所らしきところが😮‍💨

水を、水をくれー🥵

汗びしょびしょなのでトイレには行かなくて大丈夫ですが、喉の渇きはそうはいきません。

ヌルくても全然大丈夫🙆‍♀️新しい水を飲めるだけ十分です。

ひー🥵

蛇口をひねって水を何度も補給します。

 

先客もぐったりと休んでいました😇

リヴィニャックの手前で会った老夫婦ジョーとコリーヌです。さすがに疲れていますね。この暑さの中歩いてくるなんて、すごいなー😯

彼らはあと2行程ぐらい先のモワサック(Moissac)までが今回の旅路のようです。彼らの他にもクレールやシュテファンのように、モワサックまでの人はけっこういました。鉄道駅があるからです。フランス人でもなかなか通しで歩く人は少数派なので、どこまで歩くかというのはかなり重要でしょう。

普通、年配の人って話しづらい人が多いけど、ジョーとコリーヌは気さくでしたね😊日本にも来たことがあるそうです。箱根の♨️が良かったとか😊

もう1人、先客でいたのはヴァレリーというトゥールーズから来た女性でした。前のフィジャックで一緒に歩いた肉屋の彼女とは別人です。彼女は歩くスピードがかなりゆったりでしたが、表情豊かで気さくでした。

ジョルジュ、クレール、ヴァレリー

 

汗が止まるまで休んでから出発。

ラスカバヌはもう目と鼻の先のはずです。

前を行くヴァレリー

そういえば、昨夜セルジュが言っていたのですが、毎18時にラスカバヌの教会でミサと足洗いの儀式があるそうです。ぜひ参加してみたいですね☺️

少し坂道を降っていきます。

こわっ💦

ヒマワリに顔が💦💦

上を見ていたらチャーミングなんでしょうが、おいおい、どんよりしていますよ。

Lascabanes

15時半、ラスカバヌ到着です😄お疲れ様でした。

 

村というより集落に近いですかね、かなり小さいです。宿はすぐそこなので、広場のバーでヴァレリーと🍻します😄

うっひゃー😆

天にも登る気持ち👼🙏

横を見るとフワーッと微笑んでいる男性が👀

エステルの家で一緒だった印象的な表情の旦那さんです。ふと思い出しました。パスカルという名前でした。

もう、この表情❗️どういう人生を歩んだらこんな表情になれるのでしょうかというほど穏やかな顔をしているんです。いやー、憧れる🥺

彼らは10km先のモンキュックまで行く予定だったけど、中止してここまでで今回は終わりにするそうです。友人に迎えに来てもらって、モンキュックに数日滞在した後ボルドーの自宅に帰る予定なのだとか。

彼の顔は一生忘れないでしょうね。本当に弥勒菩薩の仏像より穏やかな表情をしているんです😌

 

さて、宿へGO✊

Le Nid Des Anges

管理者のマダム・セシルからメールでホワイトボードに部屋名と名前を書いておくから、ボードに✅を入れて、そこに入っていいよと予め連絡がありました😊

クレールやポールの名前もありますね。お😀ナターシャの名前もある🥰

いつもいるわけではないらしいので、こうした連絡はありがたいですね。

ここはエピスリーも兼ねています。私営みたいですが実は公営で、セシルはあくまで管理者のようです。

冷蔵庫にポットに入ったお茶もあるので、着いてからゆっくりできていいですね☺️

部屋は2階でした。部屋の中にシャワー、トイレも併設されているタイプです。

裏庭

ブランコがありますよ😄

周りの風景を見れば、何もないところというのがよくわかるかと思います。でもこの旅ではそれがいいんですよ😊

例によって、シャワーと洗濯を済ませてからのんびりと寛ぎます。

 

17時頃、エピスリーで座ってお茶を飲んでいると買い物袋を持った女性が😀この方がセシルですね。エステルとは別の感じでめちゃくちゃチャーミングな女性で、ルンルン🎶って雰囲気です🥰

「部屋はわかった?」と聞かれたので、大丈夫🙆と答えました。18時から隣の教会でミサがあるから行っておいでと言われました。もちろんです😊

宿のHPにセシルのあいさつが載っていますが、これがとても印象的な文章です。それは食事の時にも少し話してくれましたが、ここまで歩いてきた人にとっては非常に共感できることだと思います。

 

<以下抜粋>

予想外のことでした。「ホステス・ジャケールという職業は、17 年前に私に降りかかりました。始めたときは本当の天職とは思えなかったとしても、時間が経つにつれて、この仕事は本当に祝福されるものになりました。うんざりしているのとは反対に、今日私はシュマン・ド・サン・ジャックを歩く人々をこれまで以上の幸せ、つまり与えたり受け取ったりする気持ちで歓迎します。笑顔、励まし、お互いの慰めが毎日そこにあります。
旅の証言: 「たった 1週間の旅の思い出がとても強く残っています。 2014年、小さな家族とともにル・ピュイ・アン・ヴレからサン・シェリ・ドーブラックへ出発しました。私はこの「移動する人々」と一体化するのを楽しみました。脚の力で風景を捉え、キットが9kgあることを知り、水滴の間を移動し、水を一口一口数え、出会い、見失い、旅の仲間を見つけます...ステージの終わりで彼らと同じジェスチャーを達成し、同じ快適さを共有し、街で笑顔を知る。

                                                <抜粋終わり>

そう、ここに書いてあることが全てと言えるでしょう。道の歴史的経緯から歩く人が多いゆえにビジネスと捉えられがちなGR65も、実際はこんなシンプルなことなんだなーと改めて実感させられます。

 

さて、ミサに行ってみましょうか🙂

スペインの「フランス人の道」のどこかで足洗いの儀式があるのはパウロ・コエーリョの『星の巡礼』でも書いてあったけど、実際どうなんでしょう。

小さな教会には地元の方も数人来ていて、巡礼者は前から順に座ります。ここの神父さんがちょっと奇妙で、バイトなんじゃないかと思うほど言葉が辿々しい😅ちょっと心配してしまいました。

聖書をいくらか読んだ後、左前方から順に右足を洗ってもらいます。座ったままで桶に入れるんだか、桶の外だったか忘れましたが、ぬるま湯で優しくかけてもらいます。なんか、いいっすね😇この日は20人くらいは巡礼者がいたかな🙄ひとりひとり洗ってから、例のごとく聖体拝領の儀式をします。

あと、前日のミサの出席者の出身も読み上げられます。チェコと読み上げられたので、ハナですね😀やっぱり少し急いで進んでいるっぽいです。

だいたい1時間弱でミサは終わりました。もうこの辺りになってくると、式で何を言っているかわからなくても苦痛ではなくなります。それよりも、参加してくれる地元の方も含め、歓迎してくれることに感謝です🥲

隣の宿に戻りましょう。

 

あれ😳⁉️

セルジュとキャロルがいます❣️

え⁉️どうしたの😆⁉️

クレールとポール、ジョルジュと4人でワーっと盛り上がります😄2人もセシルとは旧知なので、ここで夕食を食べていくそうです🙌

ダイニングの席につきます。

今日こんなに人いたんすね😅初めて会う方が多いです。これくらいいるのも、ほどよくガヤガヤして良いです⭕️

右奥にセルジュとキャロルもいます😊

そうそう、セシルからナターシャは来られなくなりましたとの通達が😢彼女、ゆっくり歩いているから、予約したけどたどり着けそうになかったのでしょう。残念😔

 

スープが注がれます。

まずはガスパチョ。暑かったから嬉しいですね。

次にメインのミートパイが来ました🥧

けっこうボリューミーで、中にタマゴも入っています。セシルの得意料理のようですね。とてもおいしかったですよ♬

私はポールの隣、セルジュ&キャロルの向かいだったので、またいろいろと話しました(内容は忘れてしまいましたが😇)。たしかメセタの風景は素晴らしいよとか教えてくれたと思います。

セシルもルンルンで配膳に勤しんでいます。セシル、声もキレイでかわいいんですよねー🥰

デザートデザート😋

あと、チーズも3種類出されましたが、ここのチーズはとてもおいしかった😋白カビのが赤ワインと一緒だとハチミツみたいな味がするんですよ。

 

ごちそうさまでした😊

片付けを手伝って、支払いとスタンプを押してもらいます。

セシルは、家に帰っちゃうけど朝ごはんは用意しとくから一番早い人がコーヒー入れてねー、とのことでした。誰かに任せましょう🙂

あと、忘れ物ないようにねーとも言われました😙

 

そういえば、セルジュたちはというと、クレールが忘れ物をしたおかげで届けに来てくれたのでした😄クレール、ナイス👍

まさかの再会で感激🥰

1日かけて歩いてきた距離も、車だと30分くらいなんですよね。遠くて近い💦

少し外で喋ってお見送りです😢👋

この2週間で人と会うのが楽しくなりました。もちろん、別れるのは寂しいけど、良い思い出は忘れません。こうやって、明日どんな出会いがあるのか楽しみにしながら一日を終えるのは、いいものですよ😊

Day 15

2022/8/25

15日目

Le Gascou(Gîte d'etape Le Gascou) ~ Cahors(Gîte La Casa Del Trel) : 16km

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夜、意外に寒かった🥶

宿が全体的に不衛生だったから一応寝袋に寝といたのは結果オーライでした。

用意されたパンも乾燥していてなんだかなーって感じです🙁

高望みはしませんが、もうちょっと、ね。

 

気を取り直して出発👣

今日はカオーまで15kmほど。

過去イチ短いですね。

そのままだとあっという間に着いてしまうので、少し周り道してモン・サン・シル(Mont Saint Cyr)というカオーの町を一望できる山に寄ってから町に入ろうと思います。

モン・サン・シルへの道はGR36上にあります。GR36はバルセロナ寄りのスペインとの国境および、アンドラ公国近くからカルカッソンヌ、アルビ、カオー、ペリグール・マンなどを通り、ノルマンディーへと抜けていくコースのようです。

 

ちょっと曇りっぽいので、眺めはどうかな?

昨日が長丁場だったので、今日はゆっくりのんびり歩きます😄

相変わらず色付いています🍁

また小屋がありました。

けっこう湿気が多く汗をかきますが、木を見ると気持ちも落ち着きます😌

 

出発から1時間半ほどでちょうどChambre d'hoteがやってるカフェがあったので休んでいきます☕️

La Quintarde

カフェのおじさん、すごく親切でした😊

ファニや他の同宿だった方々も吸い込まれるように入ってきます😄

1時間くらい休みました😅昨日キツかったのでご容赦ください。

ギョーム

出発するときトムとギョームもやって来ました。

彼らは昨夜ヴェラに泊まったそうなので、ずいぶん歩いてきたんですね。けっこう疲れていました。

 

出発後すぐGR65から離れます。

ファニとはここでお別れ。バイバイ👋

マルシャンド道路をトゥール・ド・ヴェーロル(Tour de Vaylors)の方へ向かって進みます。

ずーっとワイン畑。

この辺りのワイン畑はカオーの名産、黒ワイン(Vin Noir)のものでしょうか?

飲めたらいいな🍷

 

"Mont St Cyr"の標識があったら左へ👈

Rte de Saint-CiriceからRte du Mont St Cyrへ。と言ってもずっと道なりにまっすぐなのですが。

こっちを見て近づいて来たロバさん。

まばたきのタイミングでニッコリ☺️

かわいい😍💨

バイバイ👋

なだらかな登りが続きます。

ピントが合わない💦

12時20分、やっと着いたー💨

ここは展望台兼スポーツセンターみたいになっているようです。施設に入ってバーのお兄さんにEau potableと言ったら親切に注いでくれました😊

で、肝心の眺望は、と。

Mont St Cyr

Oh💨

予想以上の眺め😲

ちょうど晴れてきたのでいい感じです♬

わざわざ遠回りしてきた甲斐があった🤭

大きな町ですねー。高い建物がなく、屋根の色に統一感がありますね。ドーム屋根のところがカテドラル。

休憩がてら眺めましょうか🤓

 

さて、脇道から降っていきます。

ここからの眺めも角度が変わってGOOD👍

にしても、ここはもう木が赤くなっています😳繰り返しますが、8月です。

 

下まで降りてきました。

橋を渡って市街地へ。

左上の鉄塔の辺りから降りてきました。

橋を渡り終える辺りで「巡礼者はこっちにおいでー🙌」と呼び込むおばさんが。

入ると門番小屋のようなところで、休憩しながら情報をくれたり世話してくれるみたいですね😊

L'octroi de Cahors

例によってシロップ水をもらい、今日の宿はあるのー?とか、どこから来たのー?どこまで行くのー?とか簡単な質問をされました。

スタンプを押してもらい、

ちゃっかりビスケットもゲット😛

今夜の宿が"La Casa del Trel"と伝えると、おばさん"Oh‼️"と喜んで、すぐそこの"CAMINOLOC"というアウトドアショップに15時にセルジュが迎えに来るから、お店に荷物置かせてもらって町を見物すればいいよ、と教えてくれました😀

そういえば、2日前エステルにもカオーの宿を"La Casa del Trel"にしたと伝えたら、セルジュのところねって言って喜んでいました🤔

前にも言った通り、ここはスペイン語の名前だったから直感で予約したのですが、もしかしてアタリ?🎯

 

おばさんの言った通り、お店で荷物を預かってもらえ、15時までの1時間半ほど町の散策へGO👣

Cahors

実は4年前に訪れたんですよね😌

そのときはトゥールーズに泊まって、サン・シル・ラポピーに行くときの経由地でした。

帰りの列車待ちの時間にヴァラントレ橋とカテドラルの辺りを見てまわりました。

ちなみに、サン・シル・ラポピーへはカオーから国鉄バスに乗ってトゥール・ド・フォール(Tour-de-Faure)まで50分、で下車。そこから徒歩30分です。

(追記:SNCFで調べてみたら、今はサン・シル・ラポピーへ直接行けるバスが走っているようです😇878番バスで47分)

 

懐かしい…😢

全然変わっていませんね。

カテドラルへ。

🙄…

4年前は閉まっていて入れなかったんですよ。

ドーム天井に何かの絵を映写していますね。ていうか、こういうドーム天井の連なるカテドラルって珍しい。コルドバのメスキータみたい。

このフレスコ画はかなり古そうです。ルネッサンス前のものに見えますが、よく残っていますねー😮

回廊の方へ出てみます🚪

うーん、古い。

アーチだけ見るとゴシックですが、どうやらロマネスク期に建てられ、増改築されたようです。

Cathédrale Saint-Etienne

荘厳です。

予想以上に良かった🙂

村の小さな礼拝堂も良いですが、たまに大聖堂に寄ると気が引き締まります👔

 

お次はヴァラントレ橋(Pont Valentré)へ。

巾着になっている町の反対側にあります。

10分ちょいかな。

Pont Valentré

あーそうそう😀こんな橋でした。

要塞化されているんですよね。いかにも中世って感じ。14世紀の建造だそうで、これまた古いなー😮

真ん中の塔

塔の右上の壁に何か生物らしき物体がしがみつているのがわかりますか?

これはヴァラントレ橋に伝わる伝説の悪魔です。この悪魔については宿でセルジュから聞きました。

反対側

この橋、運河みたいに水量を調整して船を通れる仕組みになっているんですよ。2つのハンドルを手動で回して水を放流することで、水量を減らせます。4年前に面白くて上から見ていました😀手動ってのがいいですね。

そろそろショップに戻りますか。

 

ショップの手前で現金を引き出そうと🏧に寄ると、クレールもちょうど来ました😄あの年配の女性も一緒です。

今日はどこ?と聞かれたので"La Casa del Trel"と言ったら、なんと同じところでした🙌

ポールもだよというので、その女性がポールという名前だと知れました。

3人でショップに戻ります。

そこにメガネの大柄なおじさんが待っていました。この方がセルジュですね😊車に乗っけてくれるそうです。

あともう1人、ジョルジュという昨夜も同宿だったおじさんも乗っけて5人で宿へ向かいます🚗

 

宿は橋を渡った先の高台にありました。車でよかった😇

車を降りると、奥さんのキャロルも出迎えてくれました😊ニコニコ素敵な方💓

お、プールだ🙌

La Casa del Trel

市街地から離れるからどうかと思ったけど、静かでいいところだなー🥰

部屋は2階で男女別の2人部屋です。

これはよく眠れそう。

シャワー、トイレもきれい✨

いやー、素敵な家だ☺️

4人分まとめて洗濯機にかけてもらって、テラスでまったりタイム💐

セルジュから水着貸してあげるからプールも入っていいよ、気持ちいいぞー♬と言われたので🏊💦

いやー、気持ちいいですねー😆疲労回復にもいいし、リラックスできます。

この後ポールも入ってきました😀

 

いいにおいが🍗

ちょっとキッチンを覗いてみます👀

キャロルが夕食の準備をしていますね。楽しみワクワク😊✨

テラスでポールと少し喋ります。

彼女はフランス語しか喋れないので、コミュニケーションが少し大変。"Miam Miam Dodo"のPart2を読んで、今後の行程を思案しているようです😐

どこまで行くのかと聞いたらロンスヴォーと言ったので❓🤔どこだ❓と思ったらRoncevaux、ロンセスバジェス(Roncesvalles)のフランス名だったんですね。スペインに入るところまでかー。

ポールと最初に会ったのは、フィジャックを出た後のフェセルの村で道を尋ねられたときですが、彼女は私と同じ8月11日にル・ピュイを出発していました。ジョルジュは昨夜会ったとき、きみル・ピュイのミサで見たよと言われたので、彼も同じ日に出発です。

同じ行程進んでるから当たり前なのかもしれないけど、350km後に同じ宿なんてすごい偶然😳

 

夕食のお時間🍽️

の前に📸😊

ジョルジュ、私、ポール、クレール

今日はロゼでした🍻ヴァン・ノワールはまた次回😙

キャロル

miam🤤

盛り付けもキレイ

おいしいー‼️😋

 

セルジュとキャロルはすごく話しやすくて、少人数だったこともあり、居心地バツグン🩵

2人ともカミーノ中毒で、これまでたくさんのルートを踏破してきたその道のプロです。出会いもカミーノの時だったそうです🥰

いろんな道のことや、スペインのメセタのこと、また今後の道のことなどを教えてもらい、その他にも個人的なことなどもたくさん話しました😊

2人とも、私の荷物の重さを心配して、可能ならもう少し減らした方がいいと言っていました。翌朝、着なそうな衣類を選んでキャロルへ。衣服なら古着として国内の貧困層に渡せるシステムがあるから、着ないのは置いていっていいよと言われたので。

 

お、メインが😀

うまい。うますぎる👼👐

すごく贅沢😚いいのかなー?

セルジュは四国の遍路にも興味があるようで、いろいろ聞いてきましたが、いかんせん私があまり詳しく知らないので大まかなことしか教えられませんでした。ただ、四国は宿泊環境はフランスほど整っていないでしょうし、費用もかさみそうなので、外国人には敷居が高いかもねって話はしました。

あと、やっぱりコロナ禍でGîteの運営も大変だったようです。それは経営面でというより、スーツケースや荷物配達サービス常習の「巡礼者」の受け入れを許可したら、彼らとあまりにも価値観や話が合わなくて、精神的に参ったらしいのです😔

私も4日目に疲れて一度使いましたが、自分のポリシーとして自分の荷物を自分で運ぶのは当然と思ってはいるので、もう慣れた今は使いたくはありませんでした。なにより、自分で運べるだけの荷物を選んで、自分の責任で背負って、その重みや苦しみ、痛みを感じながら歩くことに意味があると思います。

セルジュたちの言うことはもっともです。だから、今はスーツケースの「巡礼者」は受け入れないようにしているとのことでした。

私は何から何まで「巡礼者」を否定するつもりはありませんが、せめて自分も巡礼者のひとりとして矜持は保とうよとは思います。これは特にスペインで嫌というほど感じました。

黄昏れるクレール

 

デザートが来ました。

デザート🍨

お米を牛乳で煮てシナモンなどをかけたプリン、「アロス・コン・レチェ」です。

久しぶりだなー🎶

Arroz con leche🍓

全部手作り🧑‍🍳

ふー😋ごちそうさまでした。

楽しくてあっという間に21時をまわりました。

 

あらかじめ言うと、1ヶ月フランスを歩いて、良いGîteばかりだったけど、最終的にはこの宿が一番でした☺️

こちらとしては受け入れてくれるだけでありがたいのに、ここまで豊かなホスピタリティ。本当に頭が下がります。

日本で一時期「おもてなし」が流行りましたが、それとは違う気がします。なんというか、前に会ったダミアンやディディエ、その他の助けてくれた人たちに通底する"l'esprit des pèlerins"(巡礼者の精神)を最も体現していたと感じます。私にはそれをどう言葉にすればよいかわかりません。ただ彼らはいつも謙虚で、かと言って卑屈にも尊大にもならず、当たり前に他人を助けます。

今後もこのような人に多く出会いました。私にはそれがとても嬉しかった😊

私も別の形で恩を返せたらいいなと思います。

若者は希望が持てない?

以前、とある調査で、日本の若者は他の調査対象国の若者に比べて圧倒的に将来への希望を持てていないという結果を見ました。

原因については諸説あると思いますが、少しばかり。

 

思うに、「言葉」への信頼のなさではないでしょうか?

この国の歴史を少なからず学んできたら、「あったことをなかったことにし、なかったことをあったことにする」ことで自我を形成してきたことがわかります。

「事実」に対するできる限りの客観的な認識。精査や評価、あるいは批判。その上での相対的な「真実」。

「言葉」にはその成り立ちや歴史的な積み重ねがあり、単に意味を表すものだけではないことを承知しているのであれば、今のようなおちゃらけた言語状況にはなっていないはず。

言葉を軽んじるから、「あったことをなかったことにしたり、なかったことをあったことにする」。

そんなんで、いったい誰の言葉を信じればいいのでしょう?

たぶんそれがわかっているから希望がもてないのです。

Day 14

2022/8/24

14日目

Mas de Dalat(Gîte Dalat'Etape) ~ Le Gascou(Gîte d'etape Le Gascou) : 29km

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こんにちは🌞

昨夜はよく眠れました😊

早いもので、出発から早くも2週間が経とうとしています😳

 

昨夜、天気予報を見たら今日も35℃越えそう💦

距離も距離なので、食後すぐ出られるように就寝前にほぼ荷物は整理済。いつもは翌朝着る服をかたわらに置いて、その他は大雑把にまとめるだけです。

 

そういえば、明後日と3日後の宿も取れました😌

昨日の夕方にGronze.comでカオーの宿を探して、"La Casa del Trel"というGîteにメールしたらすぐに👌の返事が来ました😄ここは名前がスペイン語だったからビビッと来て連絡したんですよねー。

あと、ナターシャが言っていたラスカバヌの"Le Nid Des Anges"もすぐ返信来て🙆でした。これで安心安心😊以前ハナが言っていた通り、この辺からは宿を取るのにそこまで神経使わなくてもよくなりましたね👍

 

7時に1階のキッチンに行き、朝食を食べます☕️エステルと話しながら、閉めちゃうのもったいないなーと改めて感じました。それだけ居心地が良かったのです。

出発前にエステルと📸

 

7時40分、出発です👣

眩しい😎

まずは、リモーニュ=アン=ケルシー(Limogne-en-Quercy)へ。3kmほどです。

マス・ド・ガム(Mas de Games)からほぼ一直線。

ところどころ、石造りのこのような小屋があります🛖"circuit des cabanes"と案内があったので、小屋でいいのでしょう。

40分ほどでリモーニュに到着。

Église Saint-Blaise

中を見ていたらスタンプあったので押していきます。

ここはもうカオーの教区なんですね。

後から来たクレールも内部を見学しています😊

そういえば、2週間くらい歩いていて思ったのですが、昨日のエステルの家のように、周りに何もないところに住んでいる人多くないですかね🙄?たしかに環境はいいし、ハイカーとして泊まるなら静かな所の方が嬉しいけど。

この後何もない可能性が高いから、リモーニュのブーランジェリーでサンドウィッチを調達していきます。通りのカフェではトムとギョームが朝食をとっていますね😀彼らは昨夜どこに泊まったのでしょう🙄

 

少し幹線道路を歩いてから脇道に逸れていきます。ここからはずっと森の中でしたね。でも、深い森ではなくて、割と日差しの入る明るい感じでした。

次に目指すのはヴァレール(Varaire)という村です。8.5kmなので、2時間かからないくらいでしょうか。

石垣の隙間も凝った作りになっています。動物用なのかな?🤔

それにしても良い天気です🎶

ただ、油断しないように。なるべく午前中に進まなくては。

 

歩いて歩いて。

10時半、ヴァレールに着きました💨

着いたというか、村の中心には行かずに抜けていくみたいですね😯

ちょうど中心への分岐のところで女の子がぼーっと立っています。

ジュリーでした😊トーマスはどうしたのと聞くと、彼は先に行っちゃったと言うので一緒に歩くことに😀

とりあえず、次の村バッハ(Bach)まで進みます。この村、普通に読むと「バッシュ」ですが、この地方の読み方では「バッハ」だそうです。ガイドブック"Miam Miam Dodo"でも、バッハと言わないと笑われますよという半分脅しの説明がありました😄

 

ここからの道は村の近くが舗道、道中はほとんど林の中です。だいたい6kmくらいなので1時間ちょっとくらいですかね。

ジュリーも本当に気さくな子で、雰囲気が柔らかいからでしょうか、話していて全然疲れません☺️

彼女は前にも言いましたが、トーマスとカップルで歩いています。ピュイ・ド・ドーム(Puy-de-Dôme)という地域に住んでいる大学生です。ここは中央南部の火山地帯で、あのおいしいお水が取れるところでもあります。

建築学を勉強していると言っていましたが、詳しいことは忘れてしまいました😅

昨日はどこまで進んだのと聞いたら、リモーニュの外れの野原でキャンプしたのだそう🏕️静かで、星がキレイでとても良かったそうです☺️

 

バラの絵

そうこうしているとバッハの村が見えてきます。ん、誰か座っていますね。トーマスです。ニコニコして手を振っています😊彼の膝の上を見て、あーそうかと合点しました。行く先々でスケッチしているんです🎨それでジュリーより早く出発していたんですね。

ジュリーはトーマスと合流したのでここでお別れ。ジュリー、トーマスどうもありがとう😊

 

蛇口がどこかにありそうなので、とりあえずそこの教会前広場へ。み、水はどこじゃ💦

…蛇口ありませんね😥しゃーない、とりあえず日陰で休みましょう😌

Bach

この広場いいですねー。狭いけど、立派な木が一本立っていてとても和みます。

出発から4時間歩いてきましたが、あのモンスター・ヴィクトルは昨日ここまで来ていたんですね💦アップダウンはないけど、午後の暑さの中歩いてくるのはしんどいなー😣

この村、ところどころに色とりどりのバラの絵が描かれています。なにかあるんですかね?

少し歩いて役場前広場に出ると、バス停みたいな小屋があり休憩所になっていました。その横に蛇口が👆ひー助かった😂

先客も数名休んでいますね。そりゃそうだ😅

ここでも10分ほど休んでカンカン照りの中出発🔥

このバッハで今日の行程のようやく半分💦きっついなー。

 

村を出るときに、役場で先に休んでいた若い女の子が出発していきました。上から下まで黒い服を着て、少し変わっている子ですね🤔

その子とは歩幅が同じだったのか、歩いても一向に距離が縮まらず、50mくらい先をずーっと先導してくれています。

村からは少し幹線道路を歩いてから右に逸れ、ひたすら畑の中の林の中を歩く道で、これは目的地まで変わりませんでした🌲

畑の中に入ってから少ししたところにヴェラ(Vaylats)という村への分岐があります。この村には予約しようとした修道院がありますが、今は用もないのでスキップ⏭️

バッハから次に通るマス・ド・ヴェールまでおよそ9km。なかなかに遠いですね💦とにかく前進あるのみ👣

あちい🫠

けっこう岩がゴロゴロしているところもあり、少し歩きづらいですね。

もう完全に色が変わってしまっています。キレイですが喜べません😔

林の中に木製のベンチがあったので昼休憩🥪

あの黒い子と、2日前にフェセルの村で道を聞かれた年配の女の人も休んでいます。

だいぶ疲れました😮‍💨やっぱり暑さがキビシイ。

 

20分ほど休んで出発。

2人はもうちょっと休んでいくみたいですね😀

ひたすら歩いて💦

Mas de Vers

13時45分、マス・ド・ヴェールに到着しました。

到着したはいいものの、十字架があるだけで全く何もないです💦せめて水くらいはお恵みを🙏

何か近くにないかとGoogle Mapで見てみると、ちょっと歩いたところにお菓子屋さんがあるみたい。若干迷いつつも行ってみることに。

歩くこと10分。ない😅なにもありません。炎天下の中、わざわざ疲れに行っただけという。妙なことを考えるものではありませんね😓

また十字架のところに引き返して元の道に戻ります💨

今日の目的地がここだったらまだラクだったのですが、この近くのGîte Poudallyは🈵なのでしょうがない。

あと4kmがんばりましょう☀️

 

この辺りから道がずっと舗道で、この暑さの中では堪えます😣

昔、松葉杖を使っていた時にも感じましたが、コンクリートが一番反動がキツいんです。ちょっと歩くのはいいかもしれませんが、長距離はかなり暴力的ですよ。

 

お、トイレと休憩所があります。蛇口もありますね。水、水💦ひー🥵

もうすぐそこっぽいのですが、くたくたで休んでいきます。

看板にこの辺の整備について書かれていました。地元の人が林の中に石垣を積んでいる写真が載っています。本当に頭が下がります。

キレイな林の中を通って。

10分ほどでGîteの看板が。左に逸れます。

畑の中を歩いて、やっと到着💨

長かったー😮‍💨15時すぎでした。

 

宿に入ると、若い女性がひとり。別棟にオーナーいるよと教えてくれたので、受付に行きます👉

オーナーは70代後半くらいのアイマー夫妻で、フランス語のみですが、ニコニコして良い感じです。部屋は最初の建物の奥の部屋で、ベッドはダブルとシングルの2台あり、どっちでもいいよと言うので、そりゃダブルにしました✌️

シャワーと洗濯を済ませて先程の若い子と話をしていると、ドイツ人のパトリックが入ってきてまた会ったねとなりました☺️彼はもう着いていて、君の部屋はと聞かれたのでこの奥と言うと、不意に笑いだしました。え?何?

パトリックの部屋は、部屋というか、物置小屋でした😂何がどうなってそうなったのか😅本人も苦笑しています。

 

この宿、フランスのGîteではワースト3に入る宿でした😅理由は設備の悪さと、なんと言っても不衛生。家の中のテーブルの上をアリの大群が行進しているし、ベッドも枕が毛だらけで気持ち悪かった🤮掃除なんてされている気配なかったです。

それに、バッハを出た後にいた黒い服の女の子、ファニというのですが、彼女は予約したのにベッドがなく、夫妻の別棟から簡易ベッドを引っ張って来て床で寝かされていました😨本当にかわいそう😥

夕飯は農場で取れたものを使っているからか、さすがにおいしかったです。

でも蚊がブンブンうるさい上、チクチク刺してくるし、ゆっくり食べていられなかった💦

まあでも、こういう日もあるかーって感じです😄物置小屋や床よりはマシですから。

ちなみに、ファニもコンクであったジャド同様、日本のアンスティテュ・フランセで働いていたことがあり、片言の日本語は話せました。なんか、本当にどういう偶然に出会うかわからないものです🙂

 

まだいろいろあったとは思いますが、この辺で。

Day 13

2022/8/23

13日目

Le Pigeonnier(Gîte de la Tounisse) ~ Mas de Dalat(Gîte Dalat'Etape) : 21km

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うぅ…

やっぱり少し寒かったので置いてあった毛布をお借りしました🤧

寒暖差が激しいので体調管理も気をつけなければ😠

 

朝食は7時からでした☕️

こちらで出されたパンはもちもちタイプでした。にしても、バターをたっぷりと使えるのはいいですねー😁カラダには良くないけど😒

 

今日は天気が良くなりそうです☀️

パトリックは一足先に出発しました。ヴィクトルは朝食も無しなので、6km先のカジャル(Cajarc)で調達するようです😄

 

8時、さあ今日も出発👣

今日はまずカジャルまで行き、久々のロット川を渡ってから更に南下、リモーニュ=アン=ケルシー(Limogne-en-Quercy)の3km手前のマス・ド・ダラまで行きます。

ナターシャはゆっくり準備していたので、最初だけエリアンヌと歩きました。彼女が「メテオー」としきりに言うので何かと思ったら、天気予報のことですね😀

あと、ナターシャが口グセのように"D'accord."と"Voilà"を繰り返すのでそれも覚えました。

この辺りは道が石垣で囲われています。比較的新しいので最近整備してくれたのでしょうか?

て、それよりも、まだ8月なのになんでこんなに紅葉しているのでしょうか🤔ところどころ葉っぱがオレンジ色や黄色に染まっています。

木に描かれたマークは見落としやすいです⚠️

少し進むとGR65はカジャルにまっすぐ進まず、少し逆走する形で北西に進みます。ちなみに、まっすぐ進んでもカジャルには着きます。そちらはGR65Aという名前の道ですが、距離はどちらもそこまで変わらないようなので、逆走にあれっ?と思ってもマーク通りに進めば良いと思います⭕️

草むらの道を進んで👣

朝日が気持ちいい😊やっぱり暑くても天気が良いのが一番✨

途中で舗道に出ますが、ここでユサックからの道と合流するようです。

カジャルまでの道はあっちこっち方向が変わるので、方向感覚がわからなくなりそう😵‍💫

そういえば、フランス人の皆さんカジャルクではなく、「カジャル」と最後のcをほとんど発声していませんでしたね。同じように、この先のカオール(Cahors)もrsをほぼ発声せず、「カオー」という感じでした。そう発音しなければ通じないので、ここでも現地読みに従いたいと思います☝️

ご覧のように紅葉しております🍁

どっこい実はこれ紅葉ではなくて、今夏の熱波による水不足のため、木が幹を守ろうとして葉っぱを枯らして延命しているのだそうです。

うーむ😔

地元の人の作品かな?

ぽつねん

徐々に降っていきます。

 

素晴らしい木です。

眼下にカジャルの町が広がっていますね。なぜこんなにも絵になる木が多いのでしょうか?

ここもGR中のお気に入りポイント🙂

 

崖を回るように降りていきます。

崖の裂け目。なんか、お坊さんが修行するところに似ています。

そこまで急ではありませんが、小さな岩がゴロゴロしているので注意⚠️

下まで降りてきて、カジャルに到着です。

小さなエッフェル塔があります。

とりあえず、ℹ️でスタンプを押してもらおうか🙂

 

少し休憩しようかな🙄

その辺のベンチで座って水を飲んでいると、ぶらぶらしているパトリックを発見。向こうにヴィクトルもいるよと言われたので、広場の反対側に行ってみたらニコニコしてコーヒーを飲んでいました😄

今日はあと30kmあるんだよねーとか呑気なこと言っていて、ほんとかわいい☺️

ナターシャとエリアンヌも来ました。

ちょうどいいので3人でコーヒーブレイクをすることに☕️と、その前にランチを調達しにブーランジュリーへ。ヴィクトルとパトリックはじゃあねーと出発していきました👋

Boulangerie Pâtisserie Tybalt & Nicolas

Place du Foirailにあるブーランジェリー

クロワッサン・アマンドとサンドウィッチを購入。ひっきりなしにお客さんが来てすぐ行列💦

町はそんなに大きくありませんね🙂

その辺のカフェに入ります☕️

メールを確認すると、今日の宿のオーナー、エステルから午後のこの時間はいないから、裏口から入っていいよーと親切な連絡が😀

了解です🫡

ちなみに、ナターシャは今日も同じ宿です🥰エリアンヌはわれわれの6kmくらい手前のMas de Jantilleというところらしい。どちらにせよ、そんなに遠くはないですね。

ということで、ゆっくり休憩😌

 

談笑していると、元気な男性2人組のハイカーがやってきました。ひとしきり喋った後、5人で📸

トム、ナターシャ、私、ギョーム、エリアンヌ

彼ら、トムとギョームもサンティアゴまで行くそうで、また会えるといいねーと話しました😊あんまりにも仲がいい2人ですが、既知ではなく、ル・ピュイからの道中で知り合って意気投合してから2人で歩いてきていたんです😳

本当の兄弟みたい👬

 

カフェでかれこれ1時間半ほど過ごし、出発することになりました。まさかここまでのんびりするとは😇

もう11時半でかなり暑い☀️

町外れまで行くとロット川が見えてきます。

雲がぷかぷか

ロット川ってなぜか緑色のイメージ🙄

排水施設みたいなところから急坂を登って上の道路に出ます。

カジャルの町ともお別れです👋

道路のすぐ脇に小さな礼拝堂がありました。

Chapelle de la Madeleine de Cajarc

壊れちゃってるのかな?なんか日本の道路にたまにある水子地蔵みたいな感じ。

 

ひー暑い🥵

日焼け止めを塗り直そう😎

遠くの方に村が見えますね。

農道を歩いていきます。

散水中のトウモロコシ畑。こちらにも散水してくれ🥺

自動車工場みたいなところの横を通って、また広い道路沿いを進みます。

ロット川をまた渡って。

どうやらあそこに向かうみたいですね🫡👆

しかし、ルートはぐるっと迂回路を取っています😒うーわ💦

先まで行ってから折返し登り道です⤴️💦

集落が見えてきたー。

到着ー💨

地図を見ると、ガイヤック(Gaillac)というところのようです。人気が全くなくてシーンとしています。

コンク辺りとは屋根の作りが違いますね。

教会横の空き地で2組ほど休憩していたので、ここで少し後方にいるナターシャたちを待ちましょうか。

Gaillac

日陰もあるし、ここでランチをすることに🥪

湿度が低いので、日陰なら問題ありません😌

さっき買ったパンたちを🥐

 

んー、静かで良いところです⭕️

ナターシャもかなり気に入っていました。

 

しっかり休んで、再び出発👣

出口の墓地で水を調達しましょう🚰

ここからしばらく山道を登っていきます。木陰はあまりなく、カンカン照りだとキビシイ🥵

4km弱で舗道に出たら、ずっとまっすぐ▶️舗道も果てしなく感じる😵‍💫

森の海みたい😮

こうして見ると、真っ平でコンク辺りまでとは風景が全然違います👀

脇道に逸れます。お、誰かいますね。

この左手にエリアンヌが泊まる予定のMas de Jantilleがありました。彼女たちは後ろの方でかなりゆっくり歩いているので、ここでバイバイですね。

お😀村が見えてきましたよ。

Saint-Jean-de-Laur

サン=ジャン=ド=ロール(Saint-Jean-de-Laur)という村ですね。

しかし、ルートでは村には入らないことになっています😦

その代わり、村の手前にピクニックエリアがあり、そこで水も補給できます😄

色を塗ったホタテ貝が風鈴みたいにカランカラン鳴っています。まさしく憩いの場ですね😌

 

トムとギョームも休んでいました。シャツを洗って干しています。あと、ガイヤックで見かけた若いカップルも気さくに話してくれました😊

このカップル、トーマスとジュリーは大学生で、キャンピングしながら歩いているそうです。トーマスがまたキリストみたいな風貌のヒゲが少ない感じでカッコいい😎それぞれモナコとピュイ・ド・ドームに住んでいるそう。

にしても、こっちの若者ってホントみんな気さくに話してくれます😊若い感受性でこういうところを歩いたら、すごくワクワクするだろうなーと思います。見習わなくては💦

 

しばらくナターシャを待ちましたが来ないので出発👣

時刻は15時半です。そろそろ着きたい。

🐎

そういえば馬さんはあまり見かけませんねー🙄

この辺は特に色が変わってしまっています。

石垣は苔むして雰囲気あります。

林の中を歩き続けて。

誰かが通った後があると安心します。

森の中で午後のひとときを過ごし。

この辺の道路には「歩く人は静かに歩くように」と注意書きがありました。騒ぐハイカーもいるのでしょうか?

 

お、ついに。

到着❗️

16時半でした。距離の割に、なかなかに時間がかかりました。

この時間なのに到着してる人まだ少ないですね👀単に今日はお客さんが少ないのかな?あ、ガイヤックで先に休んでいた中年の夫婦はいますね。

オーナーのエステルが外出する時間は過ぎていたので、普通に戻ってきていました☺️メールから察した通り、話しやすくて気さくな女性です😌

テラスでシロップジュースをもらい、少しお話ししていると、明日の宿は?と聞かれました。そういえば、ヴェラの修道院を希望していたのだけど、歩いている途中に返信来て🈵とのことで、どうしようか考えていました。そしたら、明日29kmでも歩ける?と聞かれ、いいよと答えたらル・ガスクー(Le Gascou)というところのGîteにTELしてすぐ取ってくれました🥺

感謝🙏

すぐに解決してくれて本当に助かります😢

ちなみに、25km先のMas de VersにあるGîte de Poudallyにもメールしたけど、こちらも🈵でした💦後から聞くと、この宿はプール付きですごく良かったらしい。

 

裏のガレージにパックパックを置いて。

部屋に案内されました💁‍♀️

狭い螺旋階段を登って3Fへ🌀

6人入れる部屋です。リヴィニャックのクレールのところみたいにスッキリしています。トイレやシャワーも2つずつあって使いやすい⭕️

まだ誰もいないので静かそうな場所のベッドをチョイス。ベッドを選ぶ際は、コンセントの位置なども必ずチェックします👀

 

シャワーを浴びて、外でお洗濯🧺

今日の天気ならこの時間から干してもほぼ乾きそうです。と、ナターシャが着いていました🤗あと数人、新しく来た人たちがまったりしています。このまったりタイムがいいんすよねー😌

これはパウロ・コエーリョの『星の巡礼』の一節ですかね?

他にもプルーストの私の好きな言葉もベッド横に置いてありました。

"The real voyage of discovery consists not in seeking new landscapes, but in having new eyes."

 

あっという間に夕食の時間です。

庭のテラス席にパンを運んだり食器を用意したり手伝います🍽️

最終的に10人くらいになりました☺️

まずは時計回りに軽く自己紹介をしていきます🖐️が、私、フランス語、わからないので理解できません😢

ナターシャは向かいだったけど、隣の若い女の子が親切に英語で大まかに教えてくれました😊

だいたい皆さんの仕事とか、どこから来たかとかですね。あとは歩いて感じたこととか🙄

自分の番が来て、名前だけはフランス語で。あとは、ここまで大変だったけど、たくさんの人に助けてもらってここに来られて嬉しく思っていることなどを伝えました。

 

ガスパチョ

暑い日にはいいですね🎶

隣の親切な女の子はクレールといいます。いわゆるパリジェンヌですが、気取った感じも全くなく、優しくて気さくな方です😊彼女はこの後も何日か一緒になるので、その時にまた。

野菜のラザニア

山盛りあって、余ったのも頂きました✌️

隣に座ったあの中年の夫婦とも喋ります🙂彼らはボルドーから来ていて、カオーの先のモンキュック(Montcuq)まで行く予定です。息子さんが日本の学校に留学する予定だったけど、コロナでダメになりイングランドに進路変更して残念だったと言っていました。

彼らの名前をメモし忘れたのでわからないけど、特に旦那さんの方の表情がとても印象的で、おだやかーな感じなんですが、普通のおだやかとはちょっと違うんですよね。なーんかいい感じなんですよ😌どうやったらあんな表情になるのか旅の間ずっと考えていました。

エステル

エステルの話も聞きます👂

彼女はもともと看護士です。3日目に通ったサンタルバン・シュル・リマニョール郊外のGR沿いにあった病院に勤めていたけど、疲れて辞めたてしまったんだとか。で、ル・ピュイからサンティアゴまで歩いて、ここにGîteを開こうと思ったんだって😀

人生、わからないものですね。

残念ながら、カナダに移住するからこのGîteは今年限りで畳んでしまうそうな😔

 

21時。お腹いっぱいになってお開きです。

Mas de Dalat

食器類をキッチンに運んでから、残ったワインでナターシャとしばし寛ぎタイム🍷彼女から、ラスカバヌの"Le Nid Des Anges"というGîteはいいよーと教えてもらいました。

あとはお会計💰エステルから手書きのスタンプをもらいます✍️サンティアゴまでがんばってねと😉

本棚に東京の都市の風景を集めた写真集が👀フランス人が撮ったものらしいけど、よく撮れていて妙に懐かしく感じました。

 

プルーストの言ったように、「新しい目」で見ることは重要です。しかし、「新しい目」で見るためには「新しい風景」も「新しい人」も同じくらい必要なのではないでしょうか。

私は、ゆっくりだけど、ナターシャのように到着が遅くなっても道中でお喋りしてすごすのはいいなと思います。こんなにのんびり歩いている人はいなかった。それで彼女が何を大切にしたいかが想像できました。

ナターシャだけでなく、今日出会った人たちみな表情がくっきりしており、それだけで目が見開かれるようでした。そして、そう感じる自分の感性も大事にしたいと思うのでした。

Day 12

2022/8/22

12日目

Figeac(Hotel Le Pont d'Or) ~ Le Pigeonnier(Gîte de la Tounisse) : 22km

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丸1日休養を取ったおかげで体力、気力ともに回復しました❤️‍🩹足首を捻らないようにだけ気をつけて歩きます。

フロントの若いお兄さんがとても親切で、ホテルも気持ちよく過ごせました☺️

 

忘れ物がないか確認👀

7時30分、出発です👣

le Célé

橋を渡って川沿いを進み、次の橋でまた渡ります。渡ったところに大きなパーキングがあり、少し迷いそうに😅たしか、橋を渡ってすぐ左に曲がり、公道に出たと思います。GRマークが出入口のポールに付いているのですが、このポールも赤白で紛らわしいんですよ☹️

Le Cinglé Bas通りを進み、また線路の下を潜ります。

線路を越えたら右折し、突き当たりまでまっすぐです🚶

大きい道からまたすぐ脇道にそれると、登り坂が待っています😨ここはまあまあキツかった💦

高速道路を跨いで進みます。

なんか岩が変わった色をしていますね。

高速を越えると、また牧歌的な風景が広がってきます🍀

いつの間にか雲行きが…

子どもが隠れててかわいい🤗

あとはずっと道なりですね。

 

お😀ここがラ・カサニョールのGîteですね。素朴でいいところじゃないですか😊

こちらは寄付制の宿のようです💁

 

げ😨雨が…☔️

急いでバックパックにレインカバーを被せ、レインコートを着ます。

できれば弱めで🙏すぐに止んでくれー🙏

 

……⁉️

すぐに止みました😄✌️

また降るかもしれないので雨具はそのままで。ジメジメするけどしょうがありません。

パックパックに付属するレインカバーを初めて使ってみたのですが、これ、けっこう染み込みますね💦少しの雨でもリュックの表面びしょびしょになっていました。日本で撥水スプレーを散布しといた方がよかったなー😓

 

ん?なんかバナナみたいな木が。

ナゾ…

よく畑の真ん中に一本だけ屹立している木は、あれはどういう意図で植えられたんですかね?

しばらく歩くとフェセル(Faycelles)という村に着きました。

Faycelles

登っていきます。

わ‼️😳

急に年配の女性ハイカーが飛び出してきました。フランス語で何かを尋ねられましたが、"Je ne parle pas français."とやり過ごします💨たぶん、道に迷っていたんでしょうね😅

この村にカフェがあるみたいなので休みましょう☕️

 

Église Notre-Dame de Nativité 

☹️カフェ閉まってる。

仕方ない、水の補給と休憩だけしましょう。あぁ、コーヒーが😶

カフェで休めなかったけど、ここもなかなか素敵な村でしたよ😊前日にイベントがあったらしく、ステージや席の解体を行っていました。

 

村を出て、森の中を進みます。

雨の後なので少しジメッとしますね💧

前を行く女性に追いつきそうです。あいさつを交わすと向こうが「あなたを見たことがあるよ」と言ってきました😀

…が、覚えていません。すまぬ😓

どこで?と聞くと、コンクの直後、急な山道を登った後と言われ、そういえば1人で歩いている女性を2名ほど抜かしたのを思い出しました。しかも、聖書読んでたでしょとも言われた😄

彼女はナターシャといいます。マルセイユの近くのマルティーグ(Martigues)という町で保母さんをしているそうです。マルティーグは自然が多くて良いところらしいですよ🌴大きな町は騒がしくて住めないとのこと💦

ナターシャは今回、コンクからラスカバヌ(Lascabanes)までの1週間の行程を歩く予定で来ていました。GR65ではその区間と、最後の150kmくらいがまだ歩いていない場所なのだとか。コンクに来る前に少しヴェズレーの道を歩いてみたけど、人もいないしつまらなかっからル・ピュイの道に戻ってきたと言っていました。私も日本でこの旅を計画していた当初はヴェズレーの道を歩こうとしていたので、彼女の話を聞いてこっちに来てよかったとホッとしました😌

前を行くナターシャ

 

ナターシャとずっと喋って歩いていたせいか、今日の道がどんなだったかあまり覚えていません。森の中と舗道が半々くらいだったとは思いますが。

フェセルを出てしばらく森の中を歩いて気がついたら次の町べデュエ(Béduer)に着いていました。1時間弱くらいでしょうか。ここで電話をしているハナと遭遇しました。おそらく勤務先の学校からなのでしょう。少し険しい表情をしていたので🙁

このべデュエでカオールへつながる2つの道が分岐します。1つは今歩いているGR65をそのまま行く道。もう1つはアレクシたちが進んでいったセレ川沿いを進むGR651という道です。この651の道は後で歩いた方から聞いた話だとけっこう険しい道のようです💦しかし、まさに風光明媚の道で、サン・シル・ラポピー(Saint-Cirq-Lapopie)を通るなど、見どころも多そうですね😊

Saint-Cirq-Lapopie(2018年)

Saint-Cirq-Lapopie(2018年)

そういえば、最初の計画ではフィジャックからカオールに向かうルートを、ロカマドゥール(Rocamadour)を経由していく道を考えていました。フィジャックからGR6でロカマドゥールまで2日、そこから南下してカオールまで2日半です。

ただ、このルートは結果的にやめにして正解でした。というのも、やはり宿が少ないからです。ロカマドゥールも聖地の1つなので捨て難かったですが、また別の機会ですね。それにフィジャックからなら列車でも日帰りで行けますし🚃

 

べデュエの分岐で水飲み休憩💧ナターシャは1つ前のフェセルからスタートだったからまだ全然余裕です😅私がフェセルで寄ろうとしていたカフェがGîteも兼ねていたようで、そこに泊まったけど1人で少し寂しかったらしい。そういえば、フェセルで質問してきた年配の方、また遭遇して道を間違えそうになったところを助けてくれました😊喋ってる時って本当に間違える💦

べデュエの集落を歩いているときによくフィグの木を見ました。ナターシャがそれを取って普通に食べていたので、お裾分けを🙏というか、生のフィグって初めて見ました。トルコとかそっちの方で取れる印象があったのですが。こんな風に普通に成っているものなんだ。

とりあえず、そのままかじってみます。

😀うまい❗️ほんのり甘くて水々しい。

私のもらった方はまだ未熟だったようで、中身の色がまだ薄かったです。日本でこういう風に食べられる果物って基本的に栽培されているものだから、取って食べる機会なんてないんですよね。道中にはフィグだけではなく、プルーンも成っていましたよ🍇

ナターシャがプルーンのことを「プリュヌ」と言っているので「プリュノー」じゃないのと聞いてみました。プルーンのフランス語ってプリュノー(pruneau)と言うのだと思っていたら、ナターシャいわく、乾燥したものはプリュノーで、木に実っている生のものはプリュヌ(prune)と言うらしいのです。

へー、なるほど🤔

前のシャテーニュとマロンもそうでしたが、なんで分ける必要があるんですかね🧐日本語でもそういう言葉ってあるかな?ちと思いつきませんが…。

 

ナターシャとは気が合ってずいぶんいろいろ話しましたが、もうあまり覚えていません😓たしか日本での生活のことをいろいろと根掘り葉掘り聞かれたような気がします。彼女も初日に出会ったドイツ人のカリーナのようにカミーノ中毒と言っていました。もっとも、彼女の場合はフランス国内しか歩いことはありませんが、友人に誘われて以来歩いて人と出会うのが楽しみになったようです。

ずっと森の中🌳

何日かフランスの森の中を歩いていて木の香りが違うことに気がつきました💡フランスの木はスパイスっぽい香りとほんのり甘い香りが混ざったような感じなんですよね🧐日本の木ってもっとずっと清涼感というか、清々しい香りなんですよ。だからフランスの森の中を歩いていると、食べ物のことをよく考えていました🍰

もちろん木の種類が違うからでしょうけど、土や気候の違いも出ているんでしょうね。そういう話を一緒に歩いた人にすると、みんな興味を持って歩いてみたいと食いついてきますね😄唯一日本の木と似ていたのは、サンティアゴのあるガリシアの森の中だけでした。

 

途中ドルメンなどもあったようですが発見できず、そうこうしているうちに次の町グレアルー(Gréalou)に着いてしまいました。まだ12時過ぎです。

Gréalou

教会の前の通りにエピスリー兼休憩所があるようなので行ってみます。

…閉まっていました😰

おばちゃん

12時15分までは開いていたようですが、一足遅かった😞日曜と月曜は午前中のみの営業だそうです。隣で掃除していたおばちゃんが教えてくれました🧹

フェセルのカフェといいなんで月曜日なのにこんなに店が閉まっているの?とナターシャに聞くと、フランスでは日曜と月曜はだいたい店が閉まっているらしいのです。なんか、休みをちゃんと取るために法律でそうなってるとかなんとか。

いいことだ😊詳しくはわからないけど、いいことです😊

遥か昔、大学の「経済地理学」という授業で習った「大店立地法」とかコンビニの出店や立地のことをふと思い出しました。それと、初めてスペインで1人暮らしをしたときに、スーパーが日曜日やシエスタで閉まっていたことも。

私は日頃お世話になっているしその全てに反対してはいませんが、スーパーにせよコンビニにせよ、それがどれだけ自然、環境はもとより、人間生活を破壊しているかも考えるべきだと思います。スペインから帰国して日曜日に働いてみて、キリスト教安息日とはいえ、日曜定休はとても理に適ったことだと感じたものです。なんていうか、日本の生活は自分の首を自分で締めている感覚でしょうか😱

 

ありがたいことに、ナターシャからソシソンとクッキーを分けてもらいました😀蛇口もあったので水も補給します💧

 

さて出発です。

と言っても、もうそれほど遠くはありません。残りは3kmほどでしょうか。舗道を歩いていると、だんだんまた牧歌的な風景になっていきます。

Dolmen du Pech Laglayre

ドルメンがありました。ここがユサックとラ・ピジョニエの分岐点になっています。

一番下に予約したGîte Tounisseの案内が出ていますね😀

しかし、ドルメンって初めてみましたが、不思議なものですねー。ていうか、ケルト文化のものじゃなかったっけ🙄?この辺にもケルトって来ていたのでしょうか?スペインでもサンティアゴのある北西部はケルトの進出が残っている史跡がありますが、この辺にもあちこち点在しているようです。

あとはここから徐々に降っていくだけですね。足元が不安定なじゃり道なので気をつけて。

 

到着❗️

13時半でした。かなり早い到着になりました😁ナターシャもここが目的地だったので一緒に入ります。

この宿はGR65沿いで、周りにはなにもありません。出迎えてくれたのは、自分より少し年上に見える女性オーナーのマリーレーンでした。ちょっとアンニュイな感じの方ですね🙂

マリーレーンはフランス語しか話せないので、ナターシャに通訳してもらいます。聞くと、この宿は昨年(2021年)にオープンしたばかりの新しいGîteだそうで、ちょうどコロナ禍ということもありハイカーもおらず、手探りでやっているとのことでした。建物も新しく、リビングは広々、ガイドブックなども置いてあるので、快適な環境です。

いつも通り、室内に入る時にストックと靴を脱ぎます。ただ、こちらは荷物もベッド脇まで持っていってOKでした。あと、部屋は男女別でしたね。これは女性にはありがたいでしょう😊

例によって、シャワーと洗濯を済ませボーッとしているとナターシャが来て、何か飲もうと言われました。キッチンで地ビールを売っていたので皿にお金を入れて、裏庭のテラスで飲みます🍻

曇り空ですが、適度に風が吹いて心地よいです🍺このくらいの時間に着くと後が楽でいいですねー😊ま、宿に入れればの話ですが。

この後もナターシャと2~3時間ほど喋っていたのですが、何を喋ったのかもう全然覚えていません。ただ、ここに来るまでいろんな人に助けてもらった話をしたら、彼女もここでは誰でもそうだよと言っていたのはよく覚えています。普通に言えるのがイイね👍

 

夕食までにあと3人来ました😀

ひとりはドイツ人のパトリック。背が高くてメガネ、真面目そうないかにもドイツ人らしい人です。

2人目はフランス人のエリアンヌ。ニコニコして感じのいい方です。

で、3人目が、夕食近くになってやって来たヴィクトルというスイスから歩いて来ている若者です。ヴィクトルだけは夕飯は自前で用意していたので、ピラフみたいなものを温めて食べていました。

夕飯はズッキーニのマリネみたいなものと、ピーマンの肉詰めとパン、デザートでした。もちろんワインもあります🍷

この日は割と静かな夕食でした。というのも人数が少ないのと、マリーレーンの旦那さんのアルノーがかなり物静かな人だったからです。パトリックと私はフランス語が喋れない者同士、英語で会話しました☺️

彼は日本人がなんでこの道を知っているのか、しかもなんで歩いているのかとすごく驚いていました😁たしかに、逆の立場で四国の遍路に外国人が歩いているのを見かけたら、そりゃ驚くだろうなとは思います。

パトリックは自分の家からスタートして、毎年バカンスの度にちょっとずつ進んでいるようです。彼の家はドイツ南部のミュンヘン近くらしいので、そのままハナが通ってきた道でもあります。やはりル・ピュイまで宿がなくて大変で、スイスも景色は良いけど物価が高すぎてキツかったと言っていました😆

ちょっとずつとは言ったけど、彼は毎日30kmを目安に歩いていたので、かなりの健脚だと思います😳今回はル・ピュイからカオールまでの予定で、私よりも3日遅く出発していたのだから驚きです。その分足はかなりボロボロになっていたけど😅

 

夕食のとき、ヴィクトルと話していたナターシャとエリアンヌがすごく驚いていました。ナターシャにどうしたのと聞くと、このヴィクトルはモンスターだと言っています。なんと彼は今日50kmくらい前のリヴィニャックから歩いてきていたのでした😱リヴィニャック⁉️はー⁉️😱

道理でなんかヨタヨタしているなーと思ったわー😂これにはパトリックも驚愕の表情です😱ていうか、毎日30kmもすごいと思うけど、ヴィクトルは平均45kmくらいで歩いていました。ヤベー💦😱

風貌はヨーロッパ人によくいるキリストみたいな感じなのに、愛嬌があってくしゃくしゃ笑うのでかわいいですね🥰それがもう歩けないよとか言いつつ、明日も40km近く先のバッシュ(Bach)まで行くらしい😱マジでヤバすぎる😱😱

彼がそこまで歩くのは理由があって、翌月の9月6日に友人とスペインのパンプローナで合流するから、その日に着かないといけないのだとか😊本人ウキウキニコニコです😊

パンプローナといえば、スペイン側の3日目に到着する町ですが、まだ600km以上あります。というか、理由があっても普通君のようには歩けんと思うぞ😇

こんな風に、明確に先を行く人がいると、今日はどこまで行ったのかなと毎日想像します🙄実際、私はいつもヴィクトルはどこまで進んだかなと考えていました。

彼はスイスのザンクト・ガレンの方から歩いて来てサンティアゴに向かい、しかもそこから徒歩で引き返してローマまで行くとのことです。

はー⁉️😱ロ、ローマ⁉️

何を考えとんじゃ、こやつは💦💦

もう夕食の時間はその話で持ちきりでした😄

 

今日は写真も全然ないのでこの辺で。

再出発は良いスタートを切れたと思います✌️