2022/8/27
17日目
Lascabanes(Gîte Le Nid Des Anges) ~ Lauzerte(Gîte Les Figuiers) : 24km
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昨夜寝る前にふと、数日前、パトリックがアルゼンチン人のハイカーと会ったと言っていたのを思い出しました。ここに泊まっているうちのひとりに、フリアンというスペイン語の名前の男性がいたのでもしやと思ったのですが、やはり彼でした。
パトリックにとっては、ヨーロッパ圏外の人がここを歩いているのがかなりの驚きのようで、ラ・テュニスで最初に会ったときも、なんで知っているの?と驚きの表情で聞かれました。
なんでと申されましても…😅知っているものは知っているとしか答えようがありません。
そんなわけで、フリアンもパトリックには印象的だったようです。
なぜフリアンの話をしたかと言うと、彼は早起きで一番最初に朝食を取っていたからです。私は3番目で、6時45分くらいだったかなあ🙄コーヒーはジョルジュが入れてくれていました。
ここは牛乳やオレンジジュース、ヨーグルトもあったと思います。セシル、ありがとう😊
今日はまず西へモンキュックまで行き、そこから南下しロゼルト(Lauzerte)を目指します。どちらも「最も美しい村」のひとつなので、村巡りって感じでしょうか😙いずれにせよ、そういう楽しみも気分を良くさせてくれます。
フリアンは7時には出発していきました。私はスペイン語はまあまあ話せるので彼とはコミュニケートできるはずなのですが、ラテンアメリカのスペイン語って苦手なんですよね😖抑揚がちょっとイタリア語っぽいというか、メッシの喋りもわかりづらいです。
7時20分、今日も出発🐾
いつもは8時くらいなので、かなり早いです。
まだ朝日が昇っている途中。影が長い👀
少し森を歩いた後、舗道に出ます。
フランスでは朝よく飛行機雲を見かけます。
この「小屋」は何の目的があるのでしょうか?
しばらく進むと、小さな礼拝堂が現れます。
Chapelle Saint-Jean le Froid
質素だけど清潔な礼拝堂でした。小休憩にはちょうどいいかもしれませんね😉
清々しい朝です。
歩くのがめちゃくちゃ速いおじさん
林の中もそこそこ歩きます。
ル・ブスケ(Le Bousquet)という集落を通り抜けるとき、フリアンに追いつきました。話しかけてみたものの、先に行ってと言われたのでそのままスルー。一匹狼タイプのようですね😅
ヒマワリ、枯れちゃってます😞
スペインでは6月に満開だったので、もう遅いのかもしれませんね。
このかわいい標識があったらもうすぐ。
見えてきましたよ😀
坂を降りて町に入りましょう。
Montcuq
入ってすぐのところにエピスリー兼カフェがあったので、ヴィエノワズリーを買って休んでいきます。ちなみに、ラスカバヌからは2時間かからないくらいでした。
モンキュックも「最も美しい村」のひとつです。これから向こうロゼルトも「最も美しい村」加盟の村なので、今日だけで2ヶ所回ることになります😙
モンキュックは塔を中心とした、丘の斜面に作られたような村です。
木組みの家が古くから残る伝統的な家のようですね。そこかしこに見られます。
塔は営業時間外で入れませんでした。
Tour de Montcuq
一番高い場所にあるので、眺めはバツグンでしょうね✨
上からだと教会の尖塔もよく見えます。
Église Saint Hilaire
非常に美しい教会です。しかし、外観の派手さとは異なり、内部は質素な印象です。
シュテファンも見学していました。この間の道間違えのお詫びか、出会ったことの記念か、ここで売られている村人手作り"Montcuq"と書かれたホタテ貝をくれました☺️いずれにせよ、良い記念品になりました。
美しいステンドグラス
村の雰囲気もすごく良いですよ😊
変に観光地っぽくされていなくて、実に素朴な感じです。
カーブで先が見えないのがいいです。
ネコちゃんものんびりしています🐱
だいたい1時間くらい見て回ったでしょうか🙂
村自体はすぐに見て回れます。
観光案内所が開いていたのでスタンプをもらいました。
ガヤガヤもしていませんし、1日ゆっくり過ごすには良さそうな村ですね。
さて、モンキュックを後にして先に進みます。
バイバイ👋
塔と教会がよく見えますねー。
村を出ると林の中に入る道の方へ逸れていきます。と、林の方から自転車集団が🚵♀️🚵
"Bonjour!"と言ってすごいスピードでかっ飛ばしていきます💦危ない危ない💦
林の中は登り道で、登りきると舗道に出ます。
GRは舗道を指しているのですが、前を行く人はみんなショートカットして枯れた草むらを踏んで進んでいました。
その後少しのアップダウンを繰り返し、林の中から教会が見えてきます。
Église Saint-Pierre de Rouillac
モンキュックから45分ほど。どうやらルイヤック(Rouillac)という集落のようです。
特になにもないのでスルー🏃♀️
Rouillac
下から見上げると非常にキレイです。
畑道を進み
小川を渡って更に南下していきます。
川のそばのヒマワリだけまだキレイに咲いていましたよ🌻🌻
この辺から方向がウネウネしてどこをどう進んでいるのかよくわからなくなります。アップダウンも緩やかですが連続してありました。
GRマークはあるので迷いはしませんが、休めるようなところや、お店などはまったくありません。
とりあえず、カンカン照りで暑い🥵
Montlauzun
フェニックス雲🕊️
モンローズン(Montlauzun)という村を通りますが、中心部は通らないのでスルーです。
モンローズンを通り抜けた後は山登りが始まります。まあまあ急な山道を一気に登ったら、今度は木陰の少ない山上をしばらく進んでいきます。
おおよそ2kmくらいで展望地があり、ロゼルトの村が遠くに見えます🔭
ここから一気に急坂を降ります。ロープはありますが、けっこう膝にくるキツさです😣
ゴールは見えてきましたが、そろそろフレッシュな水が欲しいところですね🥵
Lauzerte
ロゼルトが近づいてきました。
ひえー😰丘の上じゃん。最後登りですか💦
何してんの?って顔でネコちゃんが日向ぼっこしています。こっちが知りたいよ😅
道の途中に親切にも蛇口が設置してありました😀どうもありがとう。
ただ、この蛇口、小さい🐝が数匹飛び回っていてチョット危険😨これはワナなんですかね?とにかく刺激しないようにそーっと水を汲みます。
なかなか冷たくてイイね😊
冷たいと感じる水道水はほとんどなかったので、激レア蛇口でした🎊
そんなこんなで村の麓に13時半すぎに到着。ここから村に登らなくてはならないので、余ったパンを食べて休憩しますか💨
今日の行程は距離(24km)の割にそこまで遠さを感じませんでしたね。なんか不思議でした🙄
休憩していたところには蛇口もあるし、道路を挟んで大きなスーパーマーケットもありました。なんだかんだでスーパーがあるとホッとしますー。
さて、登りますか💨
おろ🙄?案外大丈夫そうです。
中心部に行く途中に宿があるっぽいので一応寄ってみましょう。
…メールにも15時からとあったし、やっぱりまだ入れそうにありませんでした。まぁしゃーない。とりあえず、村を見てみますか👣
Place des Cornières
広場でマルシェをやっていたみたいです。お片付け中でした。周りの建物がアーケードみたいになっているんですね。
この広場にはバーやカフェ、観光案内所など全てありました。バーでビールを1杯いただきましょうかね😙
ロゼルトも「最も美しい村」の1つですが、これまで見てきた村よりも大きいし、小洒落た感じがします。「観光地」って雰囲気です。
まずは教会へ。
Église Saint-Barthélemy
誰もいない…。派手さがなく、素朴で質素な感じですね。広場に面しているのですが、外の喧騒とは全く無縁です。
ジリジリしています🔥
窓の戸がZZ
眺めの良い広場
広々として北海道みたいな感じです。
図書館らしい
うーん🥺どこを撮っても絵になる…。
こういう街並みがあまりにも普通にあって、感覚がバグってきそう🫨
広場に戻ってきました。
うーん、キリがない😅
ポールが先程のバーで休んでいますね👋聞くと"Chez Serge"というGîteに泊まるそうです。
15時すぎたのでそろそろ宿に行ってみますか。
今回予約したのは"Gîte Les Figuiers"というところで、メールの感じからかなり親切な印象でした。
伺ってみると、短髪のニコニコした女性が出迎えてくれました☺️彼女はフローレンスという名前で、メールのやりとりも彼女とでした。
テラスが気持ちいいからとそこに座らせてくれ、自家製の薄紫色の不思議な飲み物を出してくれました。これがとてもおいしかった‼️
これ何⁉️と聞くと、スミレなのだそう。言われてみればお花のようなふんわりした香りがしますが、なるほどースミレってこんな味するんですね。これはおいしー😋
宿はChambre d'Hoteも兼ねているので広々していました。村自体が丘の上なので眺めが良く、風が通り抜けて気持ちのいい場所です。
宿からの眺望
部屋はいろいろあるみたいですが、案内されたのは7人部屋で、スペースも十分。結局この日同部屋だったのはクレールとヴァレリーと私の3人で、かなり快適でした😊
他にもドイツ人の自転車集団など、泊まっている人はまあまあいました。ただ、決してうるさくはなかったし、団体の人たちは夕食付きでなかったので、まったく顔を合わせることはありませんでしたね😌
これでクレールとは3日一緒。エステルの家も含めると4日間同じ宿でした。彼女はモワサックまでと言っているので、おそらく明日か明後日で今回は終わりでしょう。
生まれも育ちもパリで、生粋のパリジェンヌなのに、全然気取ったところもなく、本当に良い子でした😉最初会ったときはこんなに仲良くなるとは思っていなかったけど、分からないものですね。
彼女はウェディングドレスのデザイナーだそうです😳若いのにすごいなー。ただ、人間関係含め少し行き詰まっているようで、転職も考えているようでした。
今年5月にル・ピュイからコンクまで歩き、今回またコンクからモワサックまで歩いているのでした。奇遇にも、私同様サン・シェリーで大変な思いをしたらしく、お互い大笑いしました😂フランス人でもそういうことあるんだね。
彼女とは帰国前にパリで再会することになります。クレール、そして最初のヒーロー・ダミアンはパリ在住なので、連絡を取り合って会えました😄もう1人会った人がいるのですが、彼女と出会うのはもう少し後のこと。
とにかく、クレールにも通訳やら話し相手やら大変世話になったので、一緒に旅できて本当に良かったです。
夕食の時間です🍽️
集まったのは年配の方が多かったかな、全部で10人くらいです。
まずは前菜🥗
クスクス
クスクスって前菜扱いなんですね。なんか主食っぽい気もするけど。うまし😋
メイン
ラタトゥイユのグラタンと言っていました。見るからにうまそう🤤
取り分けます🍴
うめー😆❗️
これはウマイ😋ワインが進む🍷
グラタンっていうから重めなのかなと思ったらほとんど野菜で、あっさりしています。味付けも濃くなく、いくらでもイケそう😋
なにより野菜をたくさん出してくれるのは本当にありがたいですね。肉はともかく、旅先で野菜を摂るのは難しいので、これで栄養に困らなくて済みます。というか、ほとんどのGîteでサラダもたっぷり出してくれるので、栄養のことは全く心配ありませんでした😉
写真忘れましたが、この後もちろんデザートも来ました✌️いやー満足満足☺️
料理は旦那さんが作っているみたいで、すぐそこの厨房にお礼を言いに行ったら笑顔であいさつしてくれました🥰よかったよかった。
Gîte Les Figuiers
あとはもう寝るだけ。
消化のため少し外で風にあたります。
この辺はもう本当に楽しく過ごせていました😊実際は、エステルの家辺りでだいぶ変わったなーと感じます。あとはセルジュ・キャロルの家で過ごしたのが大きかったかな。
良い人たちに恵まれたなーと改めて思いますね😉
がんばって歩いてきたからでもありますが、こんな素敵な村で一晩過ごせるなんて、感謝しかありません。
また次回👋