過ぎし日と来たる日

ル・ピュイの道や日々のあれこれ

Day 14

2022/8/24

14日目

Mas de Dalat(Gîte Dalat'Etape) ~ Le Gascou(Gîte d'etape Le Gascou) : 29km

[http://]

こんにちは🌞

昨夜はよく眠れました😊

早いもので、出発から早くも2週間が経とうとしています😳

 

昨夜、天気予報を見たら今日も35℃越えそう💦

距離も距離なので、食後すぐ出られるように就寝前にほぼ荷物は整理済。いつもは翌朝着る服をかたわらに置いて、その他は大雑把にまとめるだけです。

 

そういえば、明後日と3日後の宿も取れました😌

昨日の夕方にGronze.comでカオーの宿を探して、"La Casa del Trel"というGîteにメールしたらすぐに👌の返事が来ました😄ここは名前がスペイン語だったからビビッと来て連絡したんですよねー。

あと、ナターシャが言っていたラスカバヌの"Le Nid Des Anges"もすぐ返信来て🙆でした。これで安心安心😊以前ハナが言っていた通り、この辺からは宿を取るのにそこまで神経使わなくてもよくなりましたね👍

 

7時に1階のキッチンに行き、朝食を食べます☕️エステルと話しながら、閉めちゃうのもったいないなーと改めて感じました。それだけ居心地が良かったのです。

出発前にエステルと📸

 

7時40分、出発です👣

眩しい😎

まずは、リモーニュ=アン=ケルシー(Limogne-en-Quercy)へ。3kmほどです。

マス・ド・ガム(Mas de Games)からほぼ一直線。

ところどころ、石造りのこのような小屋があります🛖"circuit des cabanes"と案内があったので、小屋でいいのでしょう。

40分ほどでリモーニュに到着。

Église Saint-Blaise

中を見ていたらスタンプあったので押していきます。

ここはもうカオーの教区なんですね。

後から来たクレールも内部を見学しています😊

そういえば、2週間くらい歩いていて思ったのですが、昨日のエステルの家のように、周りに何もないところに住んでいる人多くないですかね🙄?たしかに環境はいいし、ハイカーとして泊まるなら静かな所の方が嬉しいけど。

この後何もない可能性が高いから、リモーニュのブーランジェリーでサンドウィッチを調達していきます。通りのカフェではトムとギョームが朝食をとっていますね😀彼らは昨夜どこに泊まったのでしょう🙄

 

少し幹線道路を歩いてから脇道に逸れていきます。ここからはずっと森の中でしたね。でも、深い森ではなくて、割と日差しの入る明るい感じでした。

次に目指すのはヴァレール(Varaire)という村です。8.5kmなので、2時間かからないくらいでしょうか。

石垣の隙間も凝った作りになっています。動物用なのかな?🤔

それにしても良い天気です🎶

ただ、油断しないように。なるべく午前中に進まなくては。

 

歩いて歩いて。

10時半、ヴァレールに着きました💨

着いたというか、村の中心には行かずに抜けていくみたいですね😯

ちょうど中心への分岐のところで女の子がぼーっと立っています。

ジュリーでした😊トーマスはどうしたのと聞くと、彼は先に行っちゃったと言うので一緒に歩くことに😀

とりあえず、次の村バッハ(Bach)まで進みます。この村、普通に読むと「バッシュ」ですが、この地方の読み方では「バッハ」だそうです。ガイドブック"Miam Miam Dodo"でも、バッハと言わないと笑われますよという半分脅しの説明がありました😄

 

ここからの道は村の近くが舗道、道中はほとんど林の中です。だいたい6kmくらいなので1時間ちょっとくらいですかね。

ジュリーも本当に気さくな子で、雰囲気が柔らかいからでしょうか、話していて全然疲れません☺️

彼女は前にも言いましたが、トーマスとカップルで歩いています。ピュイ・ド・ドーム(Puy-de-Dôme)という地域に住んでいる大学生です。ここは中央南部の火山地帯で、あのおいしいお水が取れるところでもあります。

建築学を勉強していると言っていましたが、詳しいことは忘れてしまいました😅

昨日はどこまで進んだのと聞いたら、リモーニュの外れの野原でキャンプしたのだそう🏕️静かで、星がキレイでとても良かったそうです☺️

 

バラの絵

そうこうしているとバッハの村が見えてきます。ん、誰か座っていますね。トーマスです。ニコニコして手を振っています😊彼の膝の上を見て、あーそうかと合点しました。行く先々でスケッチしているんです🎨それでジュリーより早く出発していたんですね。

ジュリーはトーマスと合流したのでここでお別れ。ジュリー、トーマスどうもありがとう😊

 

蛇口がどこかにありそうなので、とりあえずそこの教会前広場へ。み、水はどこじゃ💦

…蛇口ありませんね😥しゃーない、とりあえず日陰で休みましょう😌

Bach

この広場いいですねー。狭いけど、立派な木が一本立っていてとても和みます。

出発から4時間歩いてきましたが、あのモンスター・ヴィクトルは昨日ここまで来ていたんですね💦アップダウンはないけど、午後の暑さの中歩いてくるのはしんどいなー😣

この村、ところどころに色とりどりのバラの絵が描かれています。なにかあるんですかね?

少し歩いて役場前広場に出ると、バス停みたいな小屋があり休憩所になっていました。その横に蛇口が👆ひー助かった😂

先客も数名休んでいますね。そりゃそうだ😅

ここでも10分ほど休んでカンカン照りの中出発🔥

このバッハで今日の行程のようやく半分💦きっついなー。

 

村を出るときに、役場で先に休んでいた若い女の子が出発していきました。上から下まで黒い服を着て、少し変わっている子ですね🤔

その子とは歩幅が同じだったのか、歩いても一向に距離が縮まらず、50mくらい先をずーっと先導してくれています。

村からは少し幹線道路を歩いてから右に逸れ、ひたすら畑の中の林の中を歩く道で、これは目的地まで変わりませんでした🌲

畑の中に入ってから少ししたところにヴェラ(Vaylats)という村への分岐があります。この村には予約しようとした修道院がありますが、今は用もないのでスキップ⏭️

バッハから次に通るマス・ド・ヴェールまでおよそ9km。なかなかに遠いですね💦とにかく前進あるのみ👣

あちい🫠

けっこう岩がゴロゴロしているところもあり、少し歩きづらいですね。

もう完全に色が変わってしまっています。キレイですが喜べません😔

林の中に木製のベンチがあったので昼休憩🥪

あの黒い子と、2日前にフェセルの村で道を聞かれた年配の女の人も休んでいます。

だいぶ疲れました😮‍💨やっぱり暑さがキビシイ。

 

20分ほど休んで出発。

2人はもうちょっと休んでいくみたいですね😀

ひたすら歩いて💦

Mas de Vers

13時45分、マス・ド・ヴェールに到着しました。

到着したはいいものの、十字架があるだけで全く何もないです💦せめて水くらいはお恵みを🙏

何か近くにないかとGoogle Mapで見てみると、ちょっと歩いたところにお菓子屋さんがあるみたい。若干迷いつつも行ってみることに。

歩くこと10分。ない😅なにもありません。炎天下の中、わざわざ疲れに行っただけという。妙なことを考えるものではありませんね😓

また十字架のところに引き返して元の道に戻ります💨

今日の目的地がここだったらまだラクだったのですが、この近くのGîte Poudallyは🈵なのでしょうがない。

あと4kmがんばりましょう☀️

 

この辺りから道がずっと舗道で、この暑さの中では堪えます😣

昔、松葉杖を使っていた時にも感じましたが、コンクリートが一番反動がキツいんです。ちょっと歩くのはいいかもしれませんが、長距離はかなり暴力的ですよ。

 

お、トイレと休憩所があります。蛇口もありますね。水、水💦ひー🥵

もうすぐそこっぽいのですが、くたくたで休んでいきます。

看板にこの辺の整備について書かれていました。地元の人が林の中に石垣を積んでいる写真が載っています。本当に頭が下がります。

キレイな林の中を通って。

10分ほどでGîteの看板が。左に逸れます。

畑の中を歩いて、やっと到着💨

長かったー😮‍💨15時すぎでした。

 

宿に入ると、若い女性がひとり。別棟にオーナーいるよと教えてくれたので、受付に行きます👉

オーナーは70代後半くらいのアイマー夫妻で、フランス語のみですが、ニコニコして良い感じです。部屋は最初の建物の奥の部屋で、ベッドはダブルとシングルの2台あり、どっちでもいいよと言うので、そりゃダブルにしました✌️

シャワーと洗濯を済ませて先程の若い子と話をしていると、ドイツ人のパトリックが入ってきてまた会ったねとなりました☺️彼はもう着いていて、君の部屋はと聞かれたのでこの奥と言うと、不意に笑いだしました。え?何?

パトリックの部屋は、部屋というか、物置小屋でした😂何がどうなってそうなったのか😅本人も苦笑しています。

 

この宿、フランスのGîteではワースト3に入る宿でした😅理由は設備の悪さと、なんと言っても不衛生。家の中のテーブルの上をアリの大群が行進しているし、ベッドも枕が毛だらけで気持ち悪かった🤮掃除なんてされている気配なかったです。

それに、バッハを出た後にいた黒い服の女の子、ファニというのですが、彼女は予約したのにベッドがなく、夫妻の別棟から簡易ベッドを引っ張って来て床で寝かされていました😨本当にかわいそう😥

夕飯は農場で取れたものを使っているからか、さすがにおいしかったです。

でも蚊がブンブンうるさい上、チクチク刺してくるし、ゆっくり食べていられなかった💦

まあでも、こういう日もあるかーって感じです😄物置小屋や床よりはマシですから。

ちなみに、ファニもコンクであったジャド同様、日本のアンスティテュ・フランセで働いていたことがあり、片言の日本語は話せました。なんか、本当にどういう偶然に出会うかわからないものです🙂

 

まだいろいろあったとは思いますが、この辺で。